遊び方は無限大!? みんな違ってみんないい、レゴ®の世界をのぞいてみよう!【前半】様々な個性っていったい何?
お話を聞いた人
レゴグループのみなさん
世界中で大人気の「レゴ®ブロック」を作っているおもちゃメーカー。「遊びが持つパワーを通して、―世界の明日を創造していく未来の担い手を育成する―」を使命とする。1932年、デンマークのビルンで誕生し、現在は世界130ヵ国以上で製品を販売。2023年1月には、遊びの中で自由に個性を表現できるよう、レゴ®フレンズをリニューアル。今回お話を聞いたのは、トレイシー・キアレラさん、フェネラ・チャリティーさん、橋本優一さんの三名。
つばさ
ココカラ学園 インタビュー部
ココカラ学園の生徒「つばさ」がインタビューをお届けします。友だちとのおしゃべりが大好きで、最近はじめたお菓子作りに夢中です。
今回はこんなことを聞いてみたよ
- レゴ フレンズで出会える! 個性あふれるキャラクター
- 製品づくりで「みんなの様々な個性」を意識しているのはどうして?
つばさ
はじめまして、ココカラ学園インタビュー部のつばさです。 小さいころからレゴ ブロックでよく遊んでいました。本日はよろしくお願いします!
トレイシーさん
それはうれしい! わたしは、レゴ フレンズの責任者をしているトレイシーです。
フェネラさん
はじめまして! レゴ フレンズのデザインチームのリーダーをしているフェネラです。
橋本さん
レゴ フレンズやレゴ®シティなどのブランド担当者の橋本です。つばささんとお話できるのを楽しみにしていました!
レゴ フレンズで出会える! 個性あふれるキャラクター
つばさ
私は、消防士さんって男性が多いイメージを持っていたんです。でも、レゴ ブロックシリーズには、女性の消防士さんのキャラクターも登場しますよね。
トレイシーさん
現実の世界では、女性の消防士さんも活やくしているよね。そういった、現実の世界に近いキャラクターをたくさん登場させたいと考えているんだ。
つばさ
なるほど! ほかにもそういった例はあるのでしょうか?
フェネラさん
例えば、わたしたちが担当しているレゴ フレンズというシリーズは、みんなの様々な個性をより大切にしているよ。2023年1月には、登場人物が女の子5人から男女8人になったんだよ。
トレイシーさん
みんなの様々な個性といっても、性別や肌の色といった見た目だけではないよ。様々な性格、興味、家庭環境を持っている子がいる。障がいのある子もいる。(※)
※いろいろな違いを持つ人々が、この世界で一緒に生きていること。これを「多様性」というんだよ。中でも「性に関する多様性」について、 くわしくは「人間の多様性を考える」を読んでみてね。みんなの学校のクラスにもいろいろなタイプの子がいるよね? そんな現実の世界に合った、リアルな世界を表現しているんだ。
つばさ
見た目だけではない様々な個性を持ったキャラクター。とても気になります!
橋本さん
様々な個性の子が一緒に生きるには、そのための環境も必要だよね。例えば、階段しかなかったら、車いすの子は友だちと一緒に2階で遊べない。だから、レゴ フレンズの世界には、車いすで2階に上がれるリフトがついているおうちもある。
お互いに異なるところを持っていても、自然に一緒に過ごす様子を、特別なことではなく、日常の中のこととして表現しようとしているんだ。
製品づくりで「みんなの様々な個性」を意識しているのはどうして?
つばさ
わたしたちが何気なく遊ぶおもちゃが、そんなに考えられて作られているなんて知りませんでした! どうして、そういったことを意識しているんですか?
フェネラさん
レゴ フレンズで遊ぶ子どもたちみんなに、自分と似ていると思えるキャラクターを見つけてほしいと思っているんだ。
橋本さん
8人の登場人物は、世界中の子どもたちの調査をもとにして生まれたんだ。見た目の違いだけではなくて、みんなが持っている興味や関心など、今の子どもたちの世界の多くを表現できるようなキャラクターを考えて、この8人を選んだんだよ。
フェネラさん
例えば、頑張り屋だけど人に頼ることが苦手な子、心配性で友だちとのコミュニケーションが苦手な子、つい言いすぎて友だちを傷つけてしまう子、初めて学校に行くときにすごく緊張してしまう子もいる。
どのキャラクターにも長所、短所があって完ぺきではないけれどすごく魅力的。きっとだれもが、自分に似ているキャラクターを見つけることができるよ。
そして、自分に似たキャラクターのワクワクするような冒険も、乗りこえないといけないトラブルもキミ自身の体験のように感じられるんじゃないかな。