男らしさ、女らしさってなんだろう? 力持ちが男らしさかな? お裁縫(おさいほう)が得意なのが女らしさかな? 一緒に(いっしょに)に考えてみよう。
きみの考える「男らしさ」を言葉にしてみよう。「力強い」「たよりになる」…。ほかにもあるかな。
きみの考える「女らしさ」を言葉にしてみよう。「気くばりができる」「料理がじょうず」…。ほかにもあるかな。
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たとえば、「力強い女性」、「料理がじょうずな男性」。こんな感じで入れかえてみると、どうだろう。おかしいだろうか、それともおかしくないだろうか。男らしさも女らしさも、思いこんでいるだけかもしれないね。
質問1 どうしてえらい人は男の人が多いの?
その国や社会が「男尊女卑(だんそんじょひ)」【男性を尊重し女性を軽視すること】という考え方や風習を長く続けてきた結果だよ。国によってかなりちがう。女性が首相(しゅしょう)の国もあるね。
質問2 男と女には能力のちがいがあるんじゃないの?
筋肉量や走る速さなどは平均で男性が上という調査結果が出ているね。でも、大事なのは平均じゃない。大事なのはその人の持っている力だ。その「力」も、考える力や作り出す力、他人を理解できる力、共感できる力などとてもたくさんの種類がある。このように考えると、男女差はたいして意味がないよね。
質問3 野球やサッカーがきらいな男の子は男じゃないって言われたけど、そうなの?
野球やサッカーの好ききらいに性別は関係ないよ。もし「ボール遊びが好きじゃないと男じゃない」って言われたのなら、そんな事を言う人の方がおかしいよ。
質問4 女の子なのに言葉づかいが悪いっていつもしかられる。なんで?
しかってくる人が「女の子はこうすべき」という考えを持っているから、それに照らして「おかしい」と思っているんだね。人によるはずだよ。
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