ヤングケアラーってなに?
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2023/10/30
こんなことがかいてあるよ!
- ヤングケアラーとは、病気や障害のある家族の世話をする18歳未満の子どものこと。
- 学校に行けなくなったり、友達ができにくくなったり、いろんな問題があるけど、まずはみんながヤングケアラーとはなにか、知っておくことが大事だよ。
ヤングケアラーってなに?
ヤングケアラーとは、病気や障害のある家族の世話をする18歳未満の子どものこと。
家族の世話というと、掃除・洗たく・お料理のお手伝いや介護(かいご)を思い浮かべるかもしれないね。でも、それだけじゃないんだ。家族が心に抱えていることを支えたり、アルバイトで生活のためのお金をかせいだりすることも含まれるんだ。
日本の中学生のヤングケアラーは、35人クラスに2人くらいいる計算になるよ。
でも、ヤングケアラーの支援が十分ではないという問題があるんだ。その理由は、ヤングケアラーが自分のことを「ヤングケアラーだ」と思っていないことや、ヤングケアラーというものが周りの人たちにあまり知られていないことなどがあるよ。
一方、世界では、ヤングケアラーの支援に力を入れている国も増えてきているよ。イギリスでは、ヤングケアラー向けの相談窓口や支援団体があって、ヤングケアラーの声を社会に届ける取り組みを行っているんだ。
ヤングケアラー、なにが大変?
ヤングケアラーは、たとえば、勉強が追いつかなくなってしまって行きたい学校に行けなくなったり、忙しくて友達ができにくくなったり、しっかり眠れなくて体調を崩してしまったり、といったような問題を抱えることが多いんだ。
そんな友達がいたら、話を聞いてあげたり、「無理しないでね」「一人じゃないよ」と伝えてあげたりするだけでも、その友達はきっと安心するよ。
そして、周りの人たちと一緒にヤングケアラーについて考えることも大切だ。みんながヤングケアラーってなにかを分かっていることで、ヤングケアラーの子どもたちが、もっと安心して自分らしく過ごせるようになるはずだよ。
情報提供:IDEAS FOR GOOD(ハーチ株式会社)