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「パズルみたいな家」でホームレスを救う!

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2025/03/06

アメリカ合衆国の国旗(こっき)

アメリカ合衆国

こんなことがかいてあるよ!

  • ものの値段が上がったことで、ホームレスとして生活する人も増えている。
  • そんな中で、パズルみたいに組み立てられる家のアイデアを、高校生が思いついたんだ!

最近、色々なものの値段が上がっていることに気づいた人はいるかな? その分、手に入るお金も多くなればいいのだけど、そうはなっていないのが実際だ。だから、どんどん生活が大変になっている。

アメリカでは、ものの値段が上がってしまったせいで、住む家を持てないホームレスの人がとてもたくさんいるんだって。

Image via The 74

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ホームレスの人たちは暮らしていくのに必死だ。それなのに、アメリカのカルフォルニア州では、まちの他の人たちが安心して暮らせなくなるかもしれないからという理由で、ホームレスの人が暮らしている場所をなくそうとする動きもあったんだ。

そんなとき、高校生のレネ・ワンさんがホームレスの人たちを救うアイデアを考えたよ。それが、新しい住まいのアイデア「RUBIX(ルービックス)」だ!

Image via The 74

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ルービックスは、その名の通りルービックキューブからひらめいたアイデアだ。ねる部屋やキッチン、リビングなどの部屋を別々に作って、それらをパズルのように組み立ててできる家だよ!

別々に作る設計だから、こわれたところを直したりや取りかえたりするのがかんたんで、捨てるものが少ないから環境にもやさしいんだ。

家の素材には竹やリサイクルプラスチックを使っていて、1つ建てるのに必要なお金は約500万円。これまでは、1つ建てるのに800万円ほどもかかっていたから、それと比べると安く、より多くの家をホームレスの人たちに用意することができそうだ。

Image via The 74

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また、屋根には太陽の光から電気を作るソーラーパネルが付いている。そのおかげで、災害の時も電気を生み出すことができるし、その電気を使って寒い場所でも暑い場所でも過ごしやすいように室温を調整することもできる。

ルービックスのアイデアを形にするために、レネ・ワンさんは実際にホームレスとして生活している人たちの意見を聞いて、よりよいデザインを考えたんだって。ルービックスのようなくふうで、困っている人たちが安心して暮らせる社会にしていきたいね。みんなも、身近なところで困っている人がいないか、ちょっと気にしてみよう!

情報提供:IDEAS FOR GOOD(ハーチ株式会社)

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