天国の大切な人へ。想いを受けとめてくれる特別なポスト。
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2024/03/15
イギリス
こんなことがかいてあるよ!
- 人生とは出会いと縁(えん)と別れ。別れは、つらいもので、後悔することも多くあるかもしれない。
- そんな後悔を、そのままで終わらせないようにするアイデアを、イギリスの少女が考えた。それが、「天国への郵便ポスト」なんだ!
人生とは出会いと縁と別れです。
と、瀬戸内寂聴(せとうちじゃくちょう。日本の作家)さんは言ったらしい。
誰かとの別れの時には、「もっと、あんなことやこんなことをしておけばよかったな...」なんて、後悔するなんてことも、また人生なのかもしれないね。
そんなふうに思う人が多いなら、「やっておけばよかった...」と思った時に、やれたらいいんじゃない?!
そんなふうに考えたか、それはわからない。だけど、イギリスで暮らす10歳のマチルダは、亡くなったおじいちゃん、おばあちゃんに手紙が書きたいと思って「天国への郵便ポスト」を考えたんだって!
今では、イギリスの40ヶ所にこのポストが設置されていて、オーストラリアでも置いているのだとか。ポストに入れられた多くの手紙は、もともと土にかえる素材でつくられているものもあって、そのまま土に埋められたり、同じお墓に入れてもらえたりするんだ。
日本でも、東日本大震災のあと、亡くなった人と話す「風の電話」という電話ボックスが岩手県に設置されたよ。福島県には、亡くなった人だけじゃなくて、愛犬や愛猫にも手紙が書ける「天国ポスト」が設置されているんだとか。
「天国への郵便ポスト」は、別れの時のつらい気持ちを、受けとめてくれる。でも、それだけじゃなくて、また新しい出会いに向かっていく、気持ちの準備もさせてくれるのかもしれないね。
情報提供:IDEAS FOR GOOD(ハーチ株式会社)