土のようなコンクリート?!デンマークのコペンハーゲンで実験開始!
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2024/02/01
デンマーク
こんなことがかいてあるよ!
- 都市部で、最近多く起きる洪水。その原因は、コンクリートに雨水がしみこみにくいことだったんだ。
- だったら、雨水がしみこむようなコンクリートをつくってしまえ!と穴を開けた歩道「CLIMATE TILE(クライメイト タイル)」が、デンマークの首都コペンハーゲンにあるんだ!
洪水って、どんなところで起きるイメージがあるかな?
雨がたくさん降ったとき、川の水が多くなって、川の近くのまちが水びたしに!
ニュースでも川の様子が流れるし、川に近いところというイメージかな。
最近は、それだけじゃないんだ!今問題になっているのは、たくさんの人が住む都市での洪水。マンホールから、水が噴水(ふんすい)みたいに出ている映像とか、見たことあるかな?!
マンホールから噴水のように水が出てしまうのは、本当だったら土にしみこむはずの雨が、コンクリートの地面にはしみこまないから!だから、そのまま下水となった雨水で、地下がいっぱいになると洪水が起こってしまうんだ。
だったら、コンクリートに穴をあけて、土と同じように雨水がしみこむようにすればいい!そう考えてつくられたのが、デンマークの首都コペンハーゲンの歩道用タイル「CLIMATE TILE(クライメイト タイル)」!
このタイルを使うと、今までのコンクリートの歩道より、30%も多い雨水を処理できるから洪水になりにくいんだとか!地面にしみこんだ雨水の一部がまちに植えられた木に流れていって木々を潤すことができるから、歩道の可能性を高めているんだね。
このタイルは、まだ実験の段階だから、これからも調査をしていかないといけないんだって。でも、これが他の場所でも活用できるような技術として認められるなら、都市の問題がまた1つ解決に向かっていくのかもしれないね。
情報提供:IDEAS FOR GOOD(ハーチ株式会社)