プーさんが悲しまない、トイレットペーパーって?
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2024/01/26
オーストリア
こんなことがかいてあるよ!
- くまのプーさんの物語を、木が切られた物語としてつくり変えた、オーストラリアで設立された会社「Who Gives A Crap」(フー ギブズ ア クラップ)。
- トイレットペーパーをつくるために、1日100万本の木が切られていることを、たくさんの人に伝えたかったんだって!
くまのプーさんの絵本を、読んだことあるかな?
読んだことある人は、くまのプーさんがどこに住んでいるか知っているよね?
たくさんの動物がいて、はちみつも取れる場所…そう!100エーカー(※主にアメリカやイギリスで使用されている、面積をあらわす単位のこと)の森。東京ドーム8個分よりも大きい森で、プーさんたちは生活しているんだって!
そんなに広い森のはずなのに、右の絵は切り株とプーさんだけ。こんなに木が切られていたら、はちみつは探せないね!
実は、この絵は「Winnie-the-Pooh: The Deforested Edition(くまのプーさん:森林伐採版)」という名前の絵本の絵なんだ。伐採(ばっさい)とは木を切ってしまうことだ。物語の内容はプーさんがはちみつを探しに行くというお話で、ふつうのプーさんの話と同じだけど、絵本の絵からは、すべて木がなくなっているんだって!
なんで、そんな絵本をつくったんだろう?
実は今、トイレットペーパーをつくるために、1日100万本の木が切られているんだとか。このままでいいのかな?とたくさんの人に考えて欲しくて、竹からトイレットペーパーをつくるオーストラリアで設立された会社が、つくった絵本なんだって。
木を切ることがいけないんじゃなくて、木をこれからもずっと使い続けられるように、ちょうどよいペースで切ること。そうすれば、私たちもプーさんも、ずっと楽しく生きていけるはず!
みんなが毎日使うトイレットペーパーは、どんなものでできているかな?ぜひ、トイレに行ったとき、確かめてみて!
情報提供:IDEAS FOR GOOD(ハーチ株式会社)