夜の7時に鳴るチャイム。画面は絶対見ちゃダメよ！

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2024/01/19

インド

夕方4時半とか5時になると、どの地域でもチャイムが流れるよね！

それは、「もう家に帰ろう！」という合図のチャイム。

じゃあ、毎日夜の7時に流れるチャイムは、何の合図だろう？

インドにある小さな村では、毎日夜の7時にチャイムが鳴るんだって。それは、テレビや携帯電話などを、村のみんなが使わない時間が、始まった合図なんだ！

夜の8時半になると、またチャイムが鳴って、その時間は終わるのだとか。毎日90分間の、特別な時間なんだ。

なぜ、こんなことをしているんだろう？

実は、インドの村でも、学校でオンライン授業が始まったりしているんだって。そして、家に帰ってきてもずっとスマホをいじっていて、画面を見ない日はないと言ってもいいくらい！

そこで、もともと学校の先生でもあったその村の村長さんが、電子機器を使いすぎる生活をやめよう！と決めて、夜の7時にチャイムが鳴るようになったんだってさ。

でも、村長さんがそう決めたって、みんなそんなの知ったことではないよね。

そこで、村にはいくつかのチームがつくられたんだ。そのチームの人たちは、テレビや携帯電話の画面をずっと見ていると、どんなことが起こるかみんなに説明したんだ。少しの時間でも携帯電話を見ないと不安になるといった、人の気持ちに悪い影響が出ることもあるんだ。あとは、どのくらいの人が、夜7時から8時半までルールを守って生活できているか、チェックするようにもしたんだって。

そこまですれば、村の人たちもやろうと思うのかな！1つの村で携帯電話を見ないようにみんなで取り組んだところ、携帯電話を見ずに家族での会話に集中できるようになったという、いい効果があったんだ。そこで、今では、近くの村でも、似たようなルールをつくろうとしているらしい。

わたしたちは、たくさんのルールの中で、毎日の生活をしているけど、たくさんルールがあるのは、誰もが気持ちよく、安全で健康に過ごすためだよね。

いろいろな技術が発展していく中、このインドの村のようなルールは、増えていくんだろうか？どうすれば気持ちよく、安全で健康に過ごせるか、みんなで改めて考えてみたいね。