学校だけがすべてじゃない――メイクとファッションに出会って、ゆうたろうさんが見つけた「自分らしい生き方」【後半】キミらしく生きていくためのヒント
お話を聞いた人
ゆうたろうさん
2016年、“かわいすぎる美少年”として芸能界デビュー。2018年『3D彼女リアルガール』で映画初出演を果たし、以降多数のドラマや映画で活躍する若手個性派俳優。主な出演作は、映画『かぐや様は告らせたい』『殺さない彼と死なない彼女』『チェリまほ THEMOVIE~30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい~』、ドラマ『シャーロック』『来世ではちゃんとします』Netflix『FOLLOWERS』など。今後も出演作を多数控えている。
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ココカラ学園 インタビュー部
ココカラ学園の生徒「れい」がインタビューをお届けします。図書館で本を読むのが大好きで、今は歴史の本に興味があります。
今回はこんなことを聞いてみたよ
- ありのままの「自分」を認めてあげるには?
- 「好き」を大切にして、自分らしく生きるヒント
れい
前半ではありがとうございました! 後半もよろしくお願いします。
ゆうたろう
こちらこそよろしくね。
ありのままの自分を認めてあげるには?
れい
ゆうたろうさんが、今でも自分のことを「無色透明」だと思っているなんて、びっくりです。自信がないときの自分のことは、どうやって受け入れていますか?
ゆうたろう
自信に満ちあふれた自分も自分だし、そうでない自分も自分。どんな自分も認めてあげるということを、大切にしているよ。がんばる時間を作るためには、がんばらない時間も必要だと思うんだ。
「ポジティブになろう」という言葉はあまり好きじゃない。そのままでもいいじゃんって思う。無理してがんばり続けなくても大丈夫だよって、がんばっていた過去の自分にも言ってあげたいし、今がんばっているみんなにも伝えたいな。
「好き」を大切にして、自分らしく生きるヒント
れい
ゆうたろうさんの話を聞いて、ぼくもメイクしたり、スカートを履いたりしてみたいなって思いました。やってみてもいいのかな?
ゆうたろう
「このファッションが好き」という気持ちが強いなら、やってみてもいいと思うよ。でも、男の子がスカートを履くと、街を歩いていて変な目で見られたり、トイレに入りづらかったりということはどうしてもある。
「スカートを履きたい」と思うことが変なわけではなくて、「人と違う」ということを、あまりポジティブに受け止められない人もなかにはいるんだってこと。
自分の好きな格好をするのか、まわりの目が気になるからやめておくのかは、自分次第。どっちも間違いじゃないと思う。れいが後悔しない選択をしてほしいなって思うよ。
れい
どんな選択をするにしても、自分の気持ちを大切にしていい、ということですね。
ゆうたろう
そうだね。僕は、自分らしいファッションを楽しみたい、新しい自分を見たいという気持ちが強かった。あきらめていたら今の自分には出会えなかったから、自分の「好き」を信じてよかった。だから、れいやこの記事を読んでいるみんなにも、「好き」という気持ちを大切にしてほしいと思ってるよ。
それから、ファッションやメイクに興味があってもなくても、リップクリーム、日焼け止め、乾燥しやすい時期のハンドクリームは、小学生のうちからぜひ習慣にしてほしいな。
ただし、アレルギーがあったり、肌が弱かったりする子もいると思うから、初めて使うときにはまず大人の人に相談するのがオススメだよ。
れい
最後に、Yahoo!きっず を見ているみんなにメッセージをお願いします!
ゆうたろう
子どものときって、思いどおりにならなくて、窮屈に感じることもあると思うんだ。でも、その中で、枠にはまったまま生きるより、自分で枠を広げていってほしい。
勉強、友だち関係、恋愛、将来の夢に対する挑戦、どんなことでもいい。やりたいことは勇気を持ってやって、失敗も経験してほしい。
なぜなら、失敗して、次はどうしたらいいか、どうしたら成功できるのかを考える時間がすごく大事だから。今いる世界がすべてじゃないし、失敗しても大丈夫。今をめいっぱい楽しんでほしいって伝えたいな。
れい
ぼくも失敗を恐れず、挑戦してみたいなと思いました! ステキなお話、どうもありがとうございました!