ウォーターポジティブってなに?
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2024/11/07
こんなことがかいてあるよ!
- ウォーターポジティブというのは、使う水の量よりも多い量の水を、自然に返していくこと。
- 地球上で量が限られている水を、どうやって世界中で分け合っていくか、今から考えていかないといけないんだ。
ウォーターポジティブってなに?
ウォーターポジティブというのは、使う水の量よりも多い量の水を、自然に返していくこと。
ウォーターポジティブを進めるには、大きく分けて2つ方法があるんだ。
1つは、使う水の量を減らすこと。たとえば、会社が商品を作るときに、より少ない水の量で、それまでと同じ量の商品を作れるようにすることは、ウォーターポジティブと言えるよ。
みんなが洗い物をするときやおふろに入るときに、できるだけ少ない水を使うことも、そのひとつなんだ。
もう1つは、使う水の量よりも、自然に返す水の量を多くすることだよ。たとえば、森林を整備して雨水がしみこみやすい環境(かんきょう)をつくり、未来の地下水を増やすことがひとつの方法だよ。
そもそも水って足りないの?
でも、地球上には、水ってたくさんあるじゃん! って思うよね。
地球上にある水のほとんどは、海水なんだ。でも、海水には塩が入っているから飲み水には使えない。実は、人間が生活に使える水は、川や湖などから得られる水で、地球上の水の10000分の1しかないんだ。
そして、もともと少ない生活に使える水も、世界中で人口が増えていることや、気候変動で洪水(こうずい)や干ばつが起こっていることによって、どんどん減っているんだ。
たとえば、2018年には、世界中の4分の1の人たちが、きれいではない水を使って生活しないといけなかった。そして、2030年までには、世界中で必要な水の半分くらいが手に入らなくなると言われているよ。
きれいな水が足りなくなると、きたない水を飲んで病気になってしまったり、食べ物をこれまでのように育てられなくなったりと、生活にいろんな問題が出てくるんだ。
水不足にならないために、どんなことをしているの?
じゃあ、水不足にならないために、世界中の会社はどんなことをしているんだろう。
たとえば、大きなコンピューターを使っている会社では、コンピューターを動かすためにたくさんの水を使っているから、使っている水が流れる川をきれいにしたり守ったりする活動をしているんだって。
世界的に有名な食品会社では、新しい水を使わずに、使った水を再利用することで、商品をつくる仕組みをつくったんだ。また、できるだけ水を使わないで農作物を作る方法も考えているんだって。
日本にも、雨水が地面にしみこんで地下水になるように、森林を守っている会社があるよ。
みんなにできることはなんだろう?
水がないと、地球上の生き物は、生きていけない。
だからみんなも、毎日の生活で使う水を少なくしようとしてみたり、水不足にならないように活動している会社の商品を買って、その会社をおうえんしたりしてみよう。
水についてもっとよく知ることや、どんなことができるか周りの人たちと話すのも大事なことだね。
1人1人にできることは小さいように見えても、みんなでやれば、大きな力になるよ!
情報提供:IDEAS FOR GOOD(ハーチ株式会社)