スローフードってなに?
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2024/10/24
こんなことがかいてあるよ!
- 季節に合わせてその場所ならではの食べ物を楽しんだり、地球や社会にとって良い方法で作られた食べ物を選ぶのが、スローフードなんだ。
- スローフードについて知ることで、改めて「食」の大切さについて考えたり、自分たちの生活を見直したりできるといいね。
スローフードってなに?
ファストフードは、よく聞くかもしれないね。値段が安くて早く食べられる、ハンバーガーショップなどがファストフードだね!
じゃあ、スローフードってなんだろう?
ファストは英語で「早い」という意味、スローは「おそい」という言葉で、反対の意味なんだ。
つまり、どこでも同じ味がすぐに楽しめるのがファストフードだとしたら、季節に合わせて、その場所ならではの食べ物を楽しむのが、スローフードなんだ。
もともとスローフードを広めようという運動は、イタリアで始められたんだ。地域の伝統的な食文化のことを考えながら、食べ物に対するみんなの関心を高めて、これからも食の文化を大切にしていこうとしているんだって。
スローフードのポイントは?
スローフード協会という団体は、「おいしい きれい ただしい 食べ物をすべての人が受け取れるように」という合言葉をつくったんだ。
「おいしい」には、味わいがあって、新鮮(しんせん)で、みんなが楽しく満足できる食べ物、という思いがこめられている。
「きれい」には、地球の生き物や環境(かんきょう)にやさしく、そして人間が健康でいられるように食べ物をつくる、という思いがこめられている。
そして最後に、「ただしい」には、食べ物を作る人、売る人、買う人、みんなが満足できる環境や社会にする、という思いがこめられている。
スローフードって、例えばどんなもの?
じゃあ、スローフードって、例えばどんなものなんだろう?自分には、どんなことができるんだろう?
一番簡単にできるのは、季節の野菜や果物を食べること! 例えば、夏はトマトやナス、冬は白菜や大根というように、もともとその季節に作られていた食べ物を食べると、地球にもやさしいし、たくさん栄養が取れるんだ。
また、地域ならではの伝統的な食事を大切にすることも大事なんだ。
山形県では、さといもが名産品。川を使ってもののやりとりをしていた船の船頭さんたちが、川の近くでさといもなべをつくってみんなで食べたのが「いも煮(に)」の始まり。今でも地域ではいも煮会が行われているんだ。
そして、地球にやさしい方法でつくった食べ物を買うときに、作った人たちの手間や苦労に対して十分なお金をはらうこと。
たとえば、地球をよごさないように、できるだけ化学薬品などを使わないで野菜をつくろうとすると、手間や時間がかかる。そのため、少し値段が高くなってしまうことがあるんだ。
だから、そういった食べ物の作り方をする人たちを応援(おうえん)するために十分なお金をはらうことは、スローフードを進めるのに大切なことなんだ。
だから、今度お店に食べ物を買いに行ったら、パッケージに「有機JASマーク」がついている野菜や、「MSC認証(にんしょう)」「ASC認証」がついている魚を探して買ってみよう!
まとめ
毎日いそがしいと、早く簡単に食べられる食べ物をついつい選んでしまうかもしれないね。
だからこそ、スローフードについて知ることで、改めて「食」の大切さについて考えたり、自分たちの生活を見直したりできるといいね!
情報提供:IDEAS FOR GOOD(ハーチ株式会社)