ゴーストフィッシングってなに?
いいね
2136
2024/06/06
こんなことがかいてあるよ!
- ゴーストフィッシングとは、海中に放置された魚を獲(と)る道具によって、海中の生き物が命を奪(うば)われてしまうこと。
- 道具が、海中に放置されないように、使っていい道具を制限したり、放置されたものを回収したりもしているんだ。
ゴーストフィッシングってなに?
ゴーストフィッシングって、まさか幽霊が釣りを?!
いやいや。映画やアニメでは、ありえるかもしれないけどね。ここでいうゴーストというのは、実際に釣ろうとしている人が、いないということ。つまり、誰かが海中に放置した、魚を獲る道具によって、海の生き物が命を奪(うば)われてしまうことをいうよ。
プラスチックでつくられた道具は、海に放置されても、長い間そのままの形で残ってしまうよね。時には、海の生き物だけじゃなくて、船の動きを妨(さまた)げたりもするんだとか。
ゴーストフィッシングにつながる道具ってどんなもの?
実際にゴーストフィッシングを引き起こす、主な道具を2つ紹介するね。
まずは、海中カーテンのような刺し網(さしあみ)。一度網にかかってしまえば、その網を取り外すのは、海の生き物には難しいだろうね。
あとは、カニやエビなどを獲るのに使う、かごやつぼなどの仕掛け。かごやつぼの中には、エサをつけたままのものも多いから、多くの生き物がそのわなにはまってしまうんだ!
どうしたら、ゴーストフィッシングを少なくできるんだろう?
ゴーストフィッシングを少なくするには、まずは道具が流れていかないようにすること!でも、それでも流れてしまうものはある。だから、もう1つは、流れてからのことを考えること!
道具が流れていかないようにする工夫として、例えば、使っていいものを制限するとか、いくつもの道具を近い場所で使わないことがある。
近くで使うと、道具同士がぶつかって壊れてしまい、流れていってしまう原因にもなるからね。
それでも、流れていってしまったら、できる限り回収して、海をきれいに掃除すること。最近だと、流れていってしまったことを連絡して、回収しやすくもしているみたい!
1つ1つの命を大切にして、人にとっても、海の生き物にとっても、よりよい形で生きていけるように、考え続けていきたいね。
情報提供:IDEAS FOR GOOD(ハーチ株式会社)