サーキュラーエドノミー®ってなに?
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2024/04/11
こんなことがかいてあるよ!
- サーキュラーは「円」、エドノミーは「江戸時代」のエドと「お金のやりとり」という意味のエコノミーを組み合わせた単語。
- 日本の江戸時代には、いろいろなものが円を描くように使い回されていて、無駄(むだ)が少ない中で、お金がやりとりされていたんだ。
サーキュラーエドノミー®ってなに?
毎日生活する中で、使わなくなったものが出てきた時、みんなはどうするかな?
例えば、小さくて着れなくなった洋服は、誰かにあげるかな?
使い終わったノートは、そのまま捨てちゃう?
じゃあ、全部食べられずに、残してしまった食べ物は?
今の社会では、必要なくなったら、捨ててしまうことが多いかも...。
でも、昔の日本は、必要なくなったら、違うことに使ってみる社会だったらしいよ。いつまでも大事に使い回すような円(サーキュラー)を描きながら、お金がやりとり(エコノミー)されていた、そんな江戸(エド)時代を、サーキュラーエドノミ―なんて、呼んだりするんだ。
江戸時代ってどんな時代?
そもそも、江戸時代は外国とのやりとりが禁止されていた。だから、外国から新しくものが入ってくることは少なくて、日本にあるもので、多くの人たちが生活していかないといけなかったんだ。
江戸時代の日本の総人口は、約3,000万人ほど。今の東京都2つ分くらいかな。江戸のまちだけだと、約100~125万の人が住んでいて、当時世界最大の都市でもあったんだって。
そんなに多くの人たちが、日本にあるものだけで生活するには、どんな工夫がされていたんだろう?
江戸の人たちの工夫って?
例えば、くつやぼうしなんかは、お米の収穫(しゅうかく)で出るわらでつくっていた。何度も履いたりかぶったりして、壊れてしまったら、かまどの火に入れてしまう。そうすれば、わらが燃えて火の燃料になるんだ!燃えて灰になった後は、畑にまいて肥料にして、またお米の収穫の時にわらができる。
これが、江戸時代の人たちの工夫。頭を使って、どうにか工夫するのではなくて、身の回りにあるものを活用しながら、ふだんの生活を送っていたんだね。
あとは、食べ物の考え方。半径三里(約12キロメートル)でつくられた野菜を食べれば、毎日健康!なんて考えていたんだとか。今でいう「地産地消」(ある地域で生産された農作物を、その生産された地域内で消費すること)の考え方だよね。
江戸の人たちからどんなことを学べばいいのかな?
こんなふうに、一度手に入れたものをいつまでも大事に使い、身近な食べ物で生活をしていた江戸の人たち。
わたしたちの周りには、海外の食材でつくられたおいしい食べ物がたくさんあるし、ものが壊れても近くのお店にはピカピカの新品が置いてある。だから、今の人たちも、江戸時代の人たちと同じように生活すればいい!とは、簡単には言えないよね。
何もかも江戸の時代と同じにすればいいわけじゃないけど、今の時代でも、ものを大事に使った暮らしを考えるのに、江戸時代の暮らしはヒントになるかも?!
情報提供:IDEAS FOR GOOD(ハーチ株式会社)