ライドシェアってなに？

ライドシェアってなに？

「シェア」がつく言葉で思いつくものはあるかな？

例えば、ルームシェア！同じ部屋を、何人かの人と共有して、使うってことだね。

あとは、カーシェア！同じ車を、何人かの人と共有して、使うってことだね。

じゃあ、ライドシェアは？

ライド（乗ること）を、何人かの人と共有して、使うということ。つまり、誰かが運転している車に、いろんな人が一緒に乗る、相乗り（あいのり）するってことなんだ。

そんなライドシェア制度が、日本でも2024年4月から始まるんだって！

なんでライドシェアが、日本で必要なの？

海外では、当たり前になっていたライドシェア。なんで、日本でも始めることになったんだろう？

日本は今、どんどん人口が減っている。だから、いろんなところで働く人が、足りていないんだ。例えば、タクシーの運転手もその1つ。

お年寄りの人たちも増えているし、外国から日本に観光に来る人たちも増えているのに、タクシーの数が十分でないことがあるんだって。

だから、ライドシェアを利用して、うまくやっていけないかと考えているみたいだね。

ライドシェアを利用する時に、気を付けることは？

ライドシェアを利用すれば、別々の車に乗るはずだった人たちが同じ車に乗ることになるから、その分、車の数が減らせて渋滞も起きづらくなるね！

でも、気を付けないといけないことがあるんだ。

例えば、今までタクシーの運転手として働いてきた人は、そのまま働き続けられるのかな？ライドシェアが始まることによって、タクシー運転手さんが持っている資格がなくても、他の人を車に乗せられるようになるんだ。

タクシーに乗らなくてもライドシェアで移動できるのは便利だけど、そうしたらタクシーに乗る人が減るかもしれない。乗る人が少なくなったら、タクシー運転手という仕事でお金をかせぐことが難しい人も出てくるかもしれないね。

誰かにとって良い出来事が、誰かにとっては悲しい出来事にならないようにしないと！

社会をより良くするときには、変化を受け入れていく必要があるよね。でも、そのことの良い面だけじゃなくて、良くない面も一緒に考えることが大事だね。