ローカリゼーションってなに？

ローカリゼーションってなに？

その場所だから食べられるもの。その場所だからできること。

そういったものって、今まで食べたり、経験したりしたことあるかな？

例えば、潮干狩りをして、アサリやハマグリを取ったことってあるかな？取った貝を、網で焼いて食べたことは？その場所ならではのものを、みんなで上手く利用しながら、遠くにあるものを使わなくても、毎日満足して生活していけるようにすることを、ローカリゼーションっていうよ。

ローカリゼーションは、グローバル化の反対の考え方ともいえるね。

例えば、どんなことをローカリゼーションっていうの？

埼玉県の草加市では、東京に近いこともあって、ねるためだけに帰ってくる場所だと考える人が多かったみたい。だから、休みの日に買い物に行くにも、車に乗って遠くまで行かなきゃいけないくらい、市内に楽しい場所・買い物ができる場所がない地域だったんだとか。

そうじゃなくて、「自分たちが住んでいるこの地域で、自分たちのやりたいことができるようにしない？」なんて市役所の人たちが言い出して、今では使わなくなった建物やお家で、いろんな人がお店を出しているのだとか。それを応援する人たちも、少しずつ増えていっているんだって。

その場所ならではのものや人がつながって、その場所で生活するいろんな人たちが少しずつ満足できるようになってきているみたいなんだ。

ローカリゼーションの考え方は、これからどうなるの？

ローカリゼーションを日本語にしたら、「地産地消」とか「地元を大切にする」ことが当てはまるかな。こういったキーワードって、聞く機会が多くなってないかな？

あと、新型コロナウイルスの影響で、今まで当たり前のように海外から調達していたものが、手に入りにくくなったよね。そうなると、やっぱり近くでどうにかしていかないと、という気持ちをもつ人も、だんだん増えてきているんだ。

いろいろな問題がある世の中で、ローカリゼーションという考え方は、1つの重要な考え方だといえそうだね。