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サーキュラーエコノミーってなに?

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2023/10/30

こんなことがかいてあるよ!

  • サーキュラーエコノミーとは、物や材料を何回も使いながら、環境に優しくて豊かな暮らしを作ることだよ。
  • 物の「使い方」はもちろん、物の「作り方」や使い続けられる「仕組み」もとっても大切なんだ。

サーキュラーエコノミーってなに?

サーキュラーエコノミーとは、かんたんに言うと、物や材料を何回も使いながら、環境に優しくて豊かな暮らしを作ることだよ。サーキュラーとは「輪っか」という意味。作って捨てる、という直線ではなくて、サーキュラーエコノミーは、モノをなんとかして他の方法で生まれ変わらせて使い続けることで、できるだけ捨てないように輪っかの中でぐるぐる回す仕組みのことだよ。

捨てられるイスと、使い続けられるイス

サーキュラーエコノミーを身近なもので考えてみよう!例えば、みんなが座るイス。よく見ると、木でできた背もたれ、金属の脚(あし)、ねじ、脚の先っぽに付いているゴムなど、いろんな材料や部品が組み合わさってできている。

もし学校にイスが余っているからといって捨てられてしまうことになると、イスを作るために切った木や、部品のために作られた金属もまとめてゴミになってしまうことになる。これは「たくさん作ってたくさん捨てる」という暮らし方だ。イスが作られるたびに木を切ったり金属のもとになる石を掘り、イスを捨てるたびに木や金属も一緒に捨てられてしまうから、地球から木や石がどんどんなくなってしまう。

サーキュラーエコノミーでは、せっかく作った物をぽいっと捨てることはしない。学校でイスが余っていたら、イスが足りていない図書館にあげたりする。イスがぼろぼろになっていたら、修理して使えるようにする。そのままでの修理が難しい状態だったら、背もたれの木やねじを新しいものに交換したりする。交換した木やねじも捨てないで集めたら、素敵な筆箱ができたり、曲がったねじを工場でもう一回まっすぐにすることができるかもしれない。

こうやって、使う場所を変えたり、修理したり、生まれ変わらせながら物をぐるぐる使い続けるのがサーキュラーエコノミーだよ。捨てるものがないから、木をたくさん切ったり石を掘ったりもしなくてすむ。地球にも優しいというわけだ。

みんなでつくる、サーキュラーエコノミー

サーキュラーエコノミーでは、お話したような物の「使い方」はもちろん、物の「作り方」や使い続けられる「仕組み」もとっても大切なんだ。さっきのイスだって、もし背もたれの部分がねじが外せなくて修理できないように作られていたらどうなるだろう?壊れた椅子を使って新しいモノを作ってくれる人がいなかったら?ねじを外せても、それを集めてくれる人がいなかったら?

だから、サーキュラーエコノミーはみんなで協力することで実現できる暮らしなんだ。もしかしたらみんなの周りにも、ぐるぐる回りながら使われ続けている物や、それを支えてくれている人がいるかもしれない。ぜひ探してみてね!

情報提供:IDEAS FOR GOOD(ハーチ株式会社)

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