エシカル消費ってなに?
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2023/10/30
こんなことがかいてあるよ!
- エシカル消費とは、「人や地球のことを考えて、お金を使うこと」だよ。
- みんなが買う商品のひとつひとつには、実はみんなの手元に届く前に「物語」があるんだ。
- その物語を考えて、できるだけ人や地球にやさしいお金の使い方をするのが「エシカル消費」だ。
エシカル消費とは?
エシカル消費とは、かんたんに言うと、「人や地球のことを考えて、お金を使うこと」だよ!
ここで、「どうして何かを買う時に、人や地球のことを考えなくちゃいけないの?」と思う人がいるかもしれない。それもそのはず!みんなが買うのは洋服やおもちゃ、本や食べ物であって、人や地球じゃない。
だけれど、例えばみんなが来ている洋服も、実はどこかの国の工場で、誰かが一生懸命作ってくれている。楽しく作っている人もいれば、中には、熱い部屋の中何時間も働いて、苦しい思いをしながら作ってくれている人もいるんだ。そして苦しんで洋服を作った人がもらえるお金はほんの少しで、実は洋服を売っている人は高く売っていて、たくさんお金をもらっている、ということもあるんだ。とっても悲しいことだね。
そしてその人たちがもらうお金はどこから来たのかと言うと、実はみんなが払ったお金だ。つまり、みんなが洋服を買うのは、誰かにお金を渡しているのと同じなんだ。みんなのお金を誰にあげるか。それはみんなが「どの洋服を買うか」で決まるよ。
これは地球にも同じことで、川の水をたくさん汚しながらできた洋服もあれば、川を汚さないようにていねいに作られた洋服もある。
みんなが買う商品のひとつひとつには、実はみんなの手元に届く前に「物語」があるんだ。モノの形を考える人、モノを作った人、モノができるまでに使われた自然。その物語を考えて、できるだけ人や地球にやさしいお金の使い方をするのが「エシカル消費」だ。
みんなも次どこかお店に行ったとき、「これは誰が作ったのかな?その人たちはどんなくらしをしているかな?地球にはやさしいのかな?」と考えてみてね!
【おまけ】エシカルってなに?道徳ってなに?
今日は「エシカル消費」のお話をしたけれど、そもそも「エシカル」って何だろう?
「エシカル」というのは、英語で「道徳の」という意味だよ。だけれど「道徳」ってなんだろう。みんなの学校にも「道徳」の時間があるかもしれないね。
みんなは道徳の時間にどんなことをするかな。遠くに住んでいる人のお話を本で読んだり、目が見えない人がみんなの学校に来てくれたり、みんなが学校の近くに住んでいるおじいちさんおばあさんに会いに行ったりした人もいるかもしれないね!
では、道徳の時間では、みんなは何ができるようになるんだろう?算数では計算ができるようになって、国語では漢字が書けるようになるよね。道徳では、いろんな人の話を読んだり聞いたり、人に出会ったりすることで、まわりの人のことを考えて、大事に思えるようになるんじゃないかな??
「人」だけではなくみんなが住む地球にも目を向けると、エシカルとは「いろんな人や地球のことを大事にすること」。そして「消費」とは、かんたんに言えば、「お金を使うこと」。
だからまとめると、「エシカル消費」は・・・「いろんな人や地球のことを考えて、お金を使うこと」なんだ!
情報提供:IDEAS FOR GOOD(ハーチ株式会社)