ギフテッドってなに？

ギフテッドって何だろう？みんなは「ギフト」という言葉は聞いたことがあるんじゃないかな？「ギフト」とは「おくり物」という意味だ。

それに似た言葉が「ギフテッド」。「ギフテッド」神様から贈り物をもらった人たちのことを言うんだ。これを聞くと、「え！神様からなんかもらえるの！」とびっくりするよね！ただ、ここでの贈り物は考える力や能力のこと。

つまり、ギフテッドというのは、考える力や特定の能力が生まれつき高い人のことなんだ。

ギフテッドには、ひらめく力、覚える力、リーダーとして多くの人をまとめる力、絵を描いたり気持ちを表現する力などたくさんのパターンがあるんだ。

ギフテッドのための教育がある？

アメリカでは、ギフテッドのための教育が進められている。例えば、小学校・中学校・高等学校・大学への少し早い入学、飛び級などが行われているよ。これだと、ギフテッドの子どもたちは自分のレベルに合った教育を自由に受けることができるんだって。

フィンランドでも、30年前ぐらいからギフテッド教育を進めているよ。フィンランドのギフテッド教育は、子どもたちのしたいことが元になってクラスができているんだって。また、夏休みのプログラム、放課後スクールなどなど、特別なプログラムも進められているみたいだ。

日本では、どんなことが進められているんだろう？

日本でも、すごく得意なことがある子どもたちの能力をのばしていこうとしているよ。

例えば、スーパーサイエンスハイスクール（SSH）。将来、世界でだいかつやくする科学者を育てようとしているんだ。

あとは、渋谷区（しぶやく）が進めているプログラム。2017年〜2018年には、書道家の武田双雲（たけだそううん）さんなどを先生に呼んで、教科書では教えていない、世界でひとつの教育プログラムを進めているんだ。

大切なのは「人とちがう」ことをその人の個性として受け入れ、ひとりひとりの可能性や才能がかがやく社会をつくること。学校の中だけじゃなくて、いろんなところで「人とちがう」ことが大切にされる社会にしていきたいね。