再生可能エネルギーってなに？

再生可能エネルギーってなに？

みんな毎日、たくさんの「エネルギー」を使って暮らしているよ。電気を使ったら、その電気を発電するためのエネルギー。火を使ったら、火をつけるためのエネルギー。

エネルギーなしでは、もう生活できないような社会になっているんだ。

では、エネルギーはどうやって生まれるんだろう？まずは、石炭や石油などから生まれたエネルギーがある。このエネルギーは、二酸化炭素をたくさん出してしまうんだ。一方で、太陽の光や風の力などから生まれたエネルギーもある。こちらは、二酸化炭素をほとんど出さずに利用することができるんだ。

2つめのエネルギーのように、自然の中にどこにでもあって、かつ、いつまでも使い続けられるエネルギーを、「再生可能エネルギー」と呼ぶんだ。

どんなものが再生可能エネルギーといわれているの？

再生可能エネルギーと呼ばれるものは、大きく7つあるんだ。

①太陽の光を利用して発電する太陽光発電

②風の力を利用する風力発電

③水の流れを利用する水力発電

④地面の熱を利用する地熱発電

⑤太陽の熱を利用する太陽熱発電

⑥大気中の熱やその他の自然界に存在する熱を利用した発電

⑦木材などを使用するバイオマス発電

この中でも、特に太陽光発電をもっともっと増やして、環境にやさしい発電ができるようにしようとしているよ。

みんなも、家の屋根に太陽光パネルが付いている家、太陽光パネルがたんさん敷き詰められたところを見たことがあるかもしれないね。

太陽光パネルを使い終わった後は？

日本では、2012年から変わった制度によって、太陽光パネルがたくさん使われるようになったんだ。ここでひとつ考えなければならないことがある。太陽の光はなくならないけれど、太陽光パネルは、利用できる期間が約25年～30年と言われているんだ。

じゃあ、利用できなくなった後、太陽光パネルはどうするんだろう。実は、太陽光パネルは分別が難しくてリサイクルしにくいんだ。太陽光パネルは世界のあちこちで使われ始めている。だからこそ、太陽光パネルをどうやって処分するのか、どうやってリサイクルするかは、世界中で問題になるといわれているんだ。

自然の力を使っていつまでも使える再生可能エネルギーを、本当に地球にやさしい形で使っていくためには、考えなればいけないことがたくさんあるんだね。