生物多様性ってなに?
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2023/10/30
こんなことがかいてあるよ!
- 生物多様性とは、地球上のあらゆる生き物の種類の豊かさのこと。
- 生き物はおたがいにつながりあい、支えあって生きているんだ。
生物多様性ってなに?
生物多様性とは、地球上のあらゆる生きものの種類の豊かさのこと。地球上の生きものたちは40億年という長い歴史の中で、つながり、支えあっているよ。
たとえば、「食物連鎖(しょくもつれんさ)」を知っているかな。目に見えないくらいの小さな菌類(きんるい)から、大きな動物たち、そして人間も、他の生き物たちを食べて生きているよね
なので、ある生き物がいなくなると、その「食べる・食べられる」のつながりが切れてしまって、他の生き物たちも困ってしまうね。生物多様性とは、こうしたいろいろな生きもの同士のつながりが沢山ある状態のことを指すよ。
私たちが元気でいるために生き物が必要?
地球にくらす生き物たちは、みんなが普段食べている野菜や魚だけでなく、みんなが使う教科書やタブレットのもとになる素材、きれいな水や空気など、生きるうえで必要なものを作っているんだ。ほかにも、災害が起こらないように天気を安定させる役割や、土砂くずれや津波が来ないように守ってくれる役割もあるよ。
ほかにも、みんなが飲む薬の成分には、5万種から7万種もの植物が関わっていると言われていて、私たちの健康にも生物多様性は欠かせないものなんだ。
でも、人間の活動で地球が温かくなっていたり、人間の食べ物をつくるために森をけずったり、たくさん魚をつかまえることで、生きられなくなっている生き物がいるよ。
普段使っているものがなにでできているのか、探してみよう。
みんながいま使っている鉛筆は木材や炭から作られているよ。例えば持ちやすくて使いやすい、しっかりした木材がつくられるためには、健康な森が必要なんだ。健康な森にはふかふかな土が必要で、そのなかにはさまざまな微生物(びせいぶつ)や昆虫など、生き物たちが元気にくらしていないといけないね。
微生物や虫たちがくらしやすい地球であるために、なにができるのか、考えてみよう。
情報提供:IDEAS FOR GOOD(ハーチ株式会社)