
トイレが使えず困ったら、ほぼ紙トイレの出番です
いいね
2429
2025/02/04

日本
こんなことがかいてあるよ!
- 大きな地震(じしん)などの災害が起きてしまうと、長い時間トイレが使えなくなることが多いんだ。
- そんな問題を解決するために生み出されたのが、「ほぼ紙トイレ」!
大きな地震などの災害が起きてしまうと、電気や水道などが使えなくなることが多いんだ。そうすると、トイレも使えなくなってしまう! しかも、また使えるようになるまでに時間がかかるんだって…。
たとえば、2011年の東日本大震災(ひがしにほんだいしんさい)の時にはたくさんの避難所(ひなんじょ)ができた。けれども、その避難所の半分では、仮設トイレが届くまでになんと1週間以上もかかったんだって!
トイレはだれでも毎日使うとても大切なものだから、ないと困ってしまうよね。災害が起こったときにすぐにトイレを使えるようにするには、どうしたらいいんだろう。
この問題を解決するために生み出されたのが「ほぼ紙トイレ」なんだ!

Image via 株式会社カワハラ技研
「ほぼ紙トイレ」は名前の通り、ほとんど紙でできているトイレなんだ! 軽くて、女の人や子どもでもかんたんに組み立てられるよ。うんちやおしっこをためるタンクだけは紙ではないから「ほぼ」なんだって。でもその分、だいたい1か月間は使い続けられるくらい、じょうぶなんだって。
さらに、このトイレはしっかりとしたかべで囲まれているから、だれでも安心して使うことができるんだ。避難所のトイレはかべで囲まれていないものもあり、トイレに行くのをがまんしてしまう人も多いからね。ちなみに、中の便器は洋式になっているよ!
とはいえ紙のトイレだと、水がついたらふやけちゃうんじゃない? そこはご安心を! ほぼ紙ではあるけれど、水にぬれても問題ないようにつくられているんだ。だから、外に置いてもだいじょうぶだ。
これから、どこでどんな大変なことが起きるか分からない。そんなときに、みんなができることは何だろう? 「ほぼ紙トイレ」を学校や自分たちの住んでいる地域に置いておけたら、安心かもしれないね!
情報提供:IDEAS FOR GOOD(ハーチ株式会社)