まっきいろなランチルームが、子どもたちを病気から守る?!
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2024/07/26
インドネシア
こんなことがかいてあるよ!
- インドネシアの学校では、ハエが子どもたちに、病気を運んでくることが問題になっていたんだ。
- ハエのいやがる黄色でランチルームをぬったら、飛んでくるハエが少なくなって、子どもたちが健康(けんこう)に楽しく、ごはんを食べられるようになったんだって。
人が病気になるのって、どんなときだろう?
例えば、バイキンが付いたものを食べてしまったら、病気になってしまうよね。
実は、バイキンを運んでくるのは、ハエや蚊などの虫であることも多いんだ。
インドネシアは、あたたかくて湿度(しつど)が高い気候(きこう)だから、ハエがたくさんいるんだって。
そして、インドネシアの学校は、屋根や窓がない教室でお昼ごはんを食べることが多いから、ハエが飛んでいる中でお昼ごはんを食べることがよくあるんだ。
注意しないと、ハエはすぐに食べ物の上にとまる。そのハエが運んできたバイキンが食べ物について、その食べ物を食べた子どもたちは病気になってしまうんだ…。
じゃあ、子どもたちを病気から守るには、どうしたらいいかな?
アメリカの研究で、ハエは黄色いものに近づかないことがわかったんだ。そこで、実験してみたんだ。
まずは、黄色い机と、色のついていない机を用意した。そして、どちらの机の上にも同じ食べ物を乗せて、ハエが飛んでくるかどうか調べたんだ。
そうしたら、黄色い机に置いた食べ物には、ほとんど飛んでこなかったんだって!
じゃあ、子どもたちが食事をするランチルームの机(つくえ)やいす、そしてかべも黄色にしよう!と始まったのが「Project Yellow Canteen(プロジェクト・イエロー・カンティーン)」。
これによって、子どもたちはハエが運んでくる病気を心配せずに、ごはんを食べられるようになったよ。
それに黄色いランチルームだったら、明るい色で楽しい気持ちにもなれるかもしれないね!
新しいアイデアって、今あるものをかけ合わせることで、生まれることもあるんだね。
そうやって、アイデアとアイデアを組み合わせることで、よりよい社会をつくるヒントが見つかるかも!
情報提供:IDEAS FOR GOOD(ハーチ株式会社)