授業料はごみ!?学ぶ環境もまちの美化もかなえる学校
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2024/05/24
カンボジア
こんなことがかいてあるよ!
- 教育を受ける権利のある子どもたちが、教育を受けずに働いている、児童労働の問題。そして、いつもたくさんのごみが、道に落ちている問題。
- その2つの問題を、同時に解決しようと考えたのが、カンボジアの「Coconut School(ココナッツスクール)」!
カンボジアにある、とある小さな村の話。
その村には、生活していくための十分なお金を得られる人が少なくて、小さい子どもも仕事をしなきゃいけないんだとか。
小さい時から働いている子どもたちには勉強をする時間がほとんどなくて、大人になっても知識が少ないままだから、できる仕事が限られちゃうんだ。
みんなは、こんな子たちのことをどう思うだろう?
そして、そんな子どもたちが、いつも歩いている道ばたには、車のタイヤからペットボトルまで、いろんなごみがたくさん落ちているんだとか。
そんな場所で、健康に暮らしていけるのかな?
どちらも簡単に解決できる問題ではないけれど、どちらも一緒に取り組むことで、より良い生活ができるようになっていくかも!
そう考えた、カンボジア人のヴァンディさんは、「Coconut School(ココナッツスクール)」という学校をつくったんだ。
この学校では、拾ってきたごみが学費になるんだ。お金がなくても、ごみを持ってくれば学校で授業を受けられるよ。
ココナッツスクールでは、カンボジアの公用語(クメール語)、英語、パソコンの使い方だけじゃなくて、環境問題についても学べるんだって!
この地域から集められたリサイクルプラスチックやガラス瓶、古いタイヤといったごみは、学校の壁や床の材料として使用されているんだ。
自分たちが住む地域から放置されているごみが減り、ごみとして集められたものが新しい資源として活用される過程を実際に体験することができる。これにより子どもたちは、教科書だけからは学べない「ごみに対する意識」を身につけられるね。
ココナッツスクールから、みんなの学校を見てみると、どんなふうに見えるかな?
情報提供:IDEAS FOR GOOD(ハーチ株式会社)