不安な気持ちを素直に話せる。福島と京都をつなぐ「ミンナソラノシタ」
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2024/03/07
日本
こんなことがかいてあるよ!
- 東日本大震災が起きてから、13年がたとうとしているけど、今でも解決されていない問題もあるんだ。
- 大切なのは、不安を素直に話せる場所があること。「ミンナソラノシタ」では、そんな場所をつくろうと、福島の子どもたちを受け入れる活動を続けているよ。
2011年3月11日に起きた、東日本大震災。
みんなは、どんなふうに感じているだろう?
自分が生まれる前に起きた、昔のことって感じてる人も多いかもね。でも、今でも東日本大震災のことが、いろいろなところで問題になっているんだ。
例えば、放射性物質(ほうしゃせいぶっしつ)。目には見えないけれど、人の身体に悪い影響を与えるかもしれないものなんだ。目に見えないと、余計に不安になるよね。
東日本大震災で起こった津波によって、福島第一原子力発電所では事故が起こったんだ。事故によって、放射性物質がたくさん出てしまって、福島に住んでいた人は不安になった人も多かったんだ。
今では、福島でも生活できるようになった、というような雰囲気もあるけれど、まだ不安な気持ちをもっている人もいるんだ。そういった不安な気持ちを、何も気にせず言えることって、すごく大切なことじゃないかな?
だから、不安を感じながら福島に住む人たちが、不安を感じずに過ごせる場所を、京都につくっているんだ。その名も「ミンナソラノシタ」。
例えば、福島の子どもたちが、京都の幼稚園で3週間過ごせるような、そんな機会をつくっているんだ。きっかけは、かつては、放射性物質の影響を気にして、外で遊ぶことすらできない、福島の子どもたちがいたからなんだ。
外で遊べない子どもたちだけじゃなくて、いろいろなことを気にしながら生活している家の人たちにも、安心して生活する時間と場所をつくりたかった。そんなふうに、ミンナソラノシタの代表の林さんは言っているんだ。
放射性物質に対しては、いろんな意見がとびかっている。何が正解で、何が正解じゃないのかは、誰にもわからないんだね。だからこそ、ミンナソラノシタのように、自分の中の不安やモヤモヤしている気持ちを、共有できる場所って、すごく大事なんだね。
情報提供:IDEAS FOR GOOD(ハーチ株式会社)