お前のものはオレのもの?!…それじゃあ、「文化」は誰のもの?
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2023/12/13
イギリス
こんなことがかいてあるよ!
- 世界的に有名な博物館に保管されている、たくさんの歴史的な資料や作品。
- もともとその国のものではなかったものも多いけど、その資料や作品って誰のものなんだろう?
ドラえもんに出てくる、ジャイアンのセリフ。
「お前のものはオレのもの、オレのものもオレのもの!」
冗談半分で言うならまだしも、これが現実になっていたら、誰でも「おかしい!」って思うかもしれないね。そんなおかしいなぁ…と感じてしまうことが、世界でも有名な博物館で実際に起こっているんだとか。
世界的に有名な博物館が、なぜ有名かといえば、世界各地の大事な資料や作品が、何百万点も大切に展示されているから!その資料や作品が生まれた国に行かなくても、全部そこで見られるんだもんね。
でも、イギリスの博物館にあるロゼッタストーンは、エジプトから返して欲しいと言われているんだとか。博物館側は、それを拒否し続けているらしいのだけど…。今の状態のまま、博物館できれいに保管し続けるのは、簡単なことではないからね。
そんな中で、始まったのが「Virtual Museum of stolen cultural objects (盗まれた文化財のバーチャル博物館)」プロジェクト!
もとの国とは違う国で保管されている資料や作品だけを集めた、ユネスコ(UNESCO:国際連合教育科学文化機関)やインターポール(国際刑事警察機構)などがつくっているバーチャル博物館なんだって!
バーチャル博物館の良いところは、インターネットが使えれば誰でもどこからでもその博物館を楽しめること。そして何より、その資料や作品がどこに置かれているか関係ないってこと!
博物館や美術館に展示してあるものって、いったい誰のものなんだろう?改めて考えてみる、良い機会になりそうだね!
情報提供:IDEAS FOR GOOD(ハーチ株式会社)