お寺の絵を直す、おそなえのお花からできた絵の具たち
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2023/10/30
スリランカ
こんなことがかいてあるよ!
- スリランカのお寺では、毎日たくさんのお花がおそなえされては捨てられてしまう。
- そのお花をリサイクルして絵の具を作って、薄くなっちゃったお寺の絵をかきなおしてる人たちがいるんだって!
スリランカはインド洋に浮かぶ島国で、お茶の産地としても知られている。この国では仏教がとても大切にされていて、たくさんのお寺があるんだ。
お寺には毎日きれいなお花がたくさんおそなえされる。でも、しおれてしまったり、置く場所がなくなってしまって、捨てられてしまうお花もたくさんあるんだって。
捨てられてしまうお花をどうにか使うことはできないか。そこで、Leo Burnett(レオバーネット)という会社が、捨てられてしまうお花から絵の具を作ったんだ!お花を集めて乾燥させて、ロータスレッド、ピジョンウィングブルー、トランペットゴールド、マリーゴールドオレンジ、テンプルフラワーホワイトの5種類の、自然の中にとけこむような色を作った。ちなみに絵の具の入れ物には、お寺の壁や天井にあるような絵が描かれているんだって。
この絵の具は、お寺の絵をきれいに直すのに使われているんだ。自然な色がとても合って、古いお寺の美しさを引き立てるんだよ。
この絵の具の考え方は、ものを大切に使おう、と伝える仏教の考えに似ている。使われなくなった花から新しいものを作ることで、何かを残すことができるって素敵だよね。お寺をさらにきれいにするのに、ぴったりの絵の具なんだよ。
情報提供:IDEAS FOR GOOD(ハーチ株式会社)