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71.
オオムラサキ 動物
日本の国チョウ。雑木林を代表するチョウで、世界最大のタテハチョウの一つ。幼虫はエノキの葉を食べ、成虫はおもにクヌギの樹液を吸う。滑空するように速く飛び、オスどうしではげしい追いかけ合いをするさまは勇壮だ。環境省のレッドリストの準絶滅危惧に指定されている。コムラサキは小型の別種。ムラサキは小型の別種。
72.
カワヤツメ 動物
口は吸盤で、えらあなは7対ある。アンモシーテスは泥から出て変態し、その冬を川ですごしてから雪どけ水の増水時に降海する。2~3年海でほかの魚の血を吸って成長するといわれている。成魚となる夏頃、海から川へ遡上(そじょう)してくる。産卵は翌年雪どけ水がおさまった頃で、産卵後は死亡する。環境省のレッドリストの絶滅危惧Ⅱ類に指定されている。
73.
ニホンイシガメ 動物
山のふもとの河川や池沼、水田などにすむ。背甲の中央にキールがあり、後縁はにぶいのこぎり状。背甲は黄かっ色。腹甲は黒色。幼体は背甲が丸く、色も明るいかっ色で「銭亀」とよばれる。雑食性。6~8月に深さ約10センチメートルの穴を掘り4~10個の卵を産む。日本本土の唯一の固有種のカメだが、生息環境の悪化で姿を消した地域も多い。環境省のレッドリストの準絶滅危惧に指定されている。
74.
リュウキュウヤマガメ 動物
森林の地上を歩き回ってくらす、どちらかというと陸生のカメ。しかし、じめじめしたところを好むため渓流の近くに多く、泳ぎはうまいとはいえないが、暑いときは水に入ることもある。手足には水かきがあるものの、陸という環境に適応したため、前足のうろこは大きい。ややドーム状にもり上がったこうらには3本のキールがあり、後縁はのこぎり状。日本固有種で、世界でも沖縄島、久米島、渡嘉敷島の3島にしか生息しない。国の天然記念物。環境省のレッドリストの絶滅危惧Ⅱ類に指定されている。
75.
イシカワガエル 動物
山地の森林にすみ、とくに渓流の近くに多い。体色は緑色で赤かっ色の斑紋と円すい形のいぼがある。夜行性。「ヒョウー」とも「キョーッ」とも聞こえる、よくひびく声で鳴く。12~4月に、源流近くの岩の下や横穴に、黄白色の卵塊(らんかい)を産む。繁殖期は「クォッ」という鳴き声に変わる。沖縄県の個体群は県指定天然記念物。環境省のレッドリストの絶滅危惧Ⅰ類に指定されている。
76.
トウキョウダルマガエル 動物
水田や池沼、流れのゆるやかな川などにすむ。トノサマガエルに似ているが、足が短くずんぐりとしている。体の黒斑がより細かく、オスとメスの体色は同じ。分布が重なるところではトノサマガエルと自然交雑することがある。昆虫やクモなどを食べる。4~7月に水田などに2,000個近くの卵を、いくつかの塊(かたまり)に分けて産む。環境省のレッドリストの準絶滅危惧に指定されている。
77.
ニホンザリガニ 動物
日中は湧水のある細く浅い流れの砂や小石の下や巣穴にひそみ、夜、えさを求めて歩き回る。一昔前にはかなり広範囲に生息していたようだが、環境の変化や農薬、病気などの原因により急激に減っている。青森、秋田、岩手の3県にも生息するが、これらは以前北海道から持ちこまれたようだ。秋田県では天然記念物(てんねんきねんぶつ)に指定されている。北海道の産卵期は5月頃でメスは腹に卵を抱いて保護する。アメリカザリガニは体の断面が円形だが、ニホンザリガニはだ円形ではさみに丸味がある。環境省のレッドリストの絶滅危惧Ⅱ類に指定されている...
78.
ダイコクコガネ 動物
糞(ふん)を食べる甲虫を糞虫というが、その中で最も大型でりっぱなつのをもった甲虫。牛の糞を食べるが、一年中放牧してある牧場が少なくなり、生息環境を奪われ数を減らしている。6月頃地中に糞を運びこんで、ボール状の糞球(ふんきゅう)をつくり、中に卵を産む。環境省のレッドリストの絶滅危惧Ⅱ類に指定されている。ファーブル昆虫記には同じような生態のスペインダイコクコガネが登場する。
79.
ダイセツタカネヒカゲ 動物
北海道の日高山系、大雪山の高山帯のみに分布している。氷河時代に日本に分布を広げ、そのまま高山帯のみに生き残った種(しゅ)だ。強風時には岩にとまり体を横倒しにして飛ばされないようにする。この姿勢はまた、寒い日に太陽光線を羽いっぱいに受け、体を暖めるときの姿勢でもある。幼虫から成虫まで3年かかる。環境省のレッドリストの準絶滅危惧に指定されている。
80.
チョウセンアカシジミ 動物
岩手県、山形県、新潟県の一部に産し、ごくかぎられた地域のトネリコで発生する珍しいチョウ。生息地は田畑の周辺など人里近くに多く、山奥には少ない。産地では保護政策が行なわれている。食樹(しょくじゅ)はモクセイ科のトネリコ、ヤチダモ、コバノトネリコ。環境省のレッドリストの絶滅危惧Ⅱ類に指定されている。