(C)Tetsu TAGUCHI
日中は湧水のある細く浅い流れの砂や小石の下や巣穴にひそみ、夜、えさを求めて歩き回る。一昔前にはかなり広範囲に生息していたようだが、環境の変化や農薬、病気などの原因により急激に減っている。青森、秋田、岩手の3県にも生息するが、これらは以前北海道から持ちこまれたようだ。秋田県では天然記念物(てんねんきねんぶつ)に指定されている。北海道の産卵期は5月頃でメスは腹に卵を抱いて保護する。アメリカザリガニは体の断面が円形だが、ニホンザリガニはだ円形ではさみに丸味がある。環境省のレッドリストの絶滅危惧Ⅱ類に指定されている。
情報提供元: アストロアーツ(外部サイト)