国家を代表してほかの国々とさまざまな交渉をする。具体的には条約の締結など外 交交渉を行うほか、その国の情報の収集や分析、日本の情報の発信などを行う。基本 的には外務省の職員で、採用試験として国家公務員I種試験か、外務省が独自に行 う外務専門職員試験に合格する必要がある。外務専門職員は特定の地域や分野につ いての専門職的な傾向が強い。採用後は研修をへて、外国の日本大使館での勤務と本 省勤務を数年ごとに繰り返すことが多い。外務省改革の一環として民間人の大使起用 を大幅に増やすことなどがうたわれているが、実現するかどうかはわからない。
【追加情報】
外務公務員のうち、大使館や領事館に勤務する人を外交官という。仕事の内容は「駐在国の様々な情報を収集して日本の本省に報告すること」「当該国政府との協議や交渉及びそのための下準備、晩餐会などのイベントを開催したり、相手国が主催する行事に参加したりして両国の友好を深めること」など。世界各国には日本の大使館や総領事館、領事館、政府代表部などの在外公館が約190か所ある。大使や公使の平素の業務は日本国を代表して外交に当たることであり、それ以外の外交職員の仕事は外交事務が大半となる。長期間に渡ってその国で生活することになるので、その国の公用語を使用して日常生活を送ることが可能なレベルの語学力は必須である。また、その国の社会や歴史も理解することで、さらに深い交流ができ、外交官の働きで日本をその国にアピールできることだろう。
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情報提供元: 13歳のハローワーク 公式サイト (外部サイト)