(C)Tetsu TAGUCHI
ミミズ類=環形動物門貧毛綱は、頭から尾まで太さがほぼ同じで頭の先端に口が、尾の末端には肛門がある。体は形のよく似た体節(たいせつ)がたくさん連なってできているが、成熟すると頭に近いところにある白っぽく見える体節だけが他の体節より長くなる。この部分を環帯(かんたい)といい、生殖(せいしょく)のための孔(あな)が開いている。ミミズ類は雌雄同体(しゆうどうたい)で一匹が精子と卵を同時に持つが、生殖のためには必ず2個体が必要で、環帯をくっつけて互いに精子を相手に注入する。土を食べその中の有機物を栄養とし残りを外に出す。つまり、土を耕しているようなもので、土の中の生態系で果たす役割は大きい。写真は後生殖門目(ごせいしょくもんもく)のミミズの一種(しゅ)。
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