日清、日露と二度の世界大戦
まとめ 歴史

開国した日本は、明治時代から昭和時代にかけて近代化を進める中で、外国と4回の大きな戦争をしました。戦争が行われた理由や、当時の人びとのくらしについて学ぼう。

日清戦争・日露戦争と二度の世界大戦

明治維新によって近代化を進めた日本は、次第に国力を高めていき、外交や軍事面でも海外へと進出していきました。
そんな中で、日本は大きな戦争をいくつか経験することになります。

日清戦争

相手国:清(今の中国の前の王朝)
原因:朝鮮半島をめぐる影響力争いがきっかけ
結果:日本が勝利し、下関条約で台湾などを手に入れ、大きな賠償金を得た。日本は「列強」の仲間入りを目指すようになる。

日露戦争

相手国:ロシア(当時の列強の一つ)
原因:満州や朝鮮半島をめぐる対立。ロシアの南下政策をおさえようとする日本とのあいだで戦争が起こる。
結果:日本が勝利し、ポーツマス条約で南満州鉄道や権益を手に入れた。ただし、戦争による国民の苦しみやロシアへの賠償が思ったより少なかったことへの不満などがあった。

第一次世界大戦

ヨーロッパでの大きな戦争:イギリスやフランスなどの連合国と、ドイツ・オーストリアなどの同盟国が衝突。
日本の立場:日本はイギリスと同盟を結んでいたため、ドイツに宣戦布告した。戦場は主にヨーロッパだったので、日本国内は比較的被害は少なく、工業などが発展する面もあった。

第二次世界大戦

世界規模の戦争:ヨーロッパではドイツのヒトラー政権が各国に侵攻。アジアでは日本が中国や東南アジアなどに軍事進出し、アメリカ・イギリスなどと戦うことに。
日本の降伏:1941年の真珠湾攻撃をきっかけにアメリカと開戦し、戦局はやがて悪化。1945年8月に広島・長崎への原爆投下やソ連の参戦などで日本は降伏した。

動画で学ぼう!(NHK for School)

(外部サイト)
  • 国民学校での軍事訓練NHK 00:48
    兵隊の数が減り小学生までも戦争の訓練を受けさせていた事実を知る。小学生にまで訓練を受けさせていた日本軍の戦況の悪化について考えられる。
  • 疎開のくらしNHK 01:07
    戦争によって、都会の子どもたちが集団疎開先でどのような生活をしていたかがわかる。
  • 防空壕NHK 00:40
    空襲から命を守るために防空壕をつくったことがわかる。
  • 東京大空襲NHK 01:30
    無差別の都市爆撃が行われ、大きな被害が出た事を知る。
  • 戦争そして戦後NHK 09:59
    歴史にドキリ
    明治時代以降、近代化し急速に力をつけていった日本。やがて国の利益をめぐって、外国との戦争を経験する。戦争そして戦後の復興と平和を見つめる。

     その他の動画を見る(外部サイト)

  
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