花のつくりと実のでき方
まとめ 植物

花がさいた後、実ができるまでのしくみを知ろう。おしべやめしべ、花粉の役割について、動画で見てみよう。

花ってどんなつくり?

花には、植物が 子孫を残すための大切なしくみがつまっているよ。
・がく:花の一番外にあって、まだつぼみのときに花を守る部分。
・花びら:色やかたちがきれいで、虫を引きよせる役目があるよ。
・おしべ:花粉ができるところ。
・めしべ:花粉を受けとる部分。 まん中に1本だけあることが多いんだ。

どうやって実ができるの?

花粉がつく(受粉)
おしべでできた花粉が、めしべの先端につくことを「受粉」というよ。
風や虫、鳥などによってはこんでもらうことが多いんだ。

めしべの中で種ができる(受精)
花粉がめしべの中へ入っていき、そこにある「胚珠」と出会うと、受精して種になる部分がつくられるんだ。

実になる
種ができはじめると、めしべの根元の子房が ふくらみはじめるよ。これが「実」になって、種を包み込むんだ。

どうやって受粉するの?

風による受粉
ススキやイネなどは、風がゆれることで花粉が運ばれるんだ。

虫などによる受粉
ミツバチやチョウなどが、蜜や花粉を求めて 花に近づくとき、体にくっついた花粉が別の花のめしべにつくことがあるよ。

人間の手で受粉を助ける
ミツバチが少ない場所や、ハウス栽培では、筆などで おしべからめしべへ花粉をつける作業をすることもあるよ。

まとめ

・花は、受粉によって種をつくるための大事なしくみ
・おしべとめしべがあって、花粉がめしべに届くと、やがて種ができ、実になる。
・受粉には、風や虫、人間などいろいろな手段がある。

花のつくりを知ると、見る目がガラッとかわるはず。
散歩のときにでも近くの花をのぞいてみたら、小さなおしべ・めしべがちゃんと働いていることにびっくりするかもね。

動画で学ぼう!(NHK for School)

(外部サイト)
  • 花の中のおしべとめしべNHK 00:29
    植物にはひとつの花の中にオシベとメシベ両方を持つものが多いことを知る。スイカなどオバナ、メバナがある植物との違いを知る。
  • 花粉の役割NHK 01:36
    オバナから出た花粉が、メバナのメシベについてやがて実に成長することを知る。
  • ジャンボカボチャの花と受粉NHK 01:12
    おしべやめしべのつくりをとらえるとともに受粉と結実の関係をとらえる。
  • 稲の開花と受精NHK 01:37
    稲の開花と受精について知ることができる。稲はおしべやめしべがある花びらのない花であるが短時間で閉じてしまう理由を考えることができる。
  • アサガオのたねの中NHK 00:23
    アサガオの種の中のつくりはどのようになっているのかを学ぶ。
  

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