タイのアユタヤ王朝時代、コラット地方で飼われていたシルバーブルーの猫が起源とされています。タイでは古くから「幸福をもたらすネコ」として大切にされていましたが、1965年、アメリカで公認を受け、品種として見直されるようになりました。起源が古いわりに新顔の品種です。
筋肉質でがっしりした体型でとても丈夫な印象をうけます。毛はシルバーブルーで、先端はシルバーが強くなっておりシルクのようなきめの細かい光沢を放ちます。アンダーコートがなく、抜け毛は少ないですから、「ブルーが好きでも抜け毛が多いのはちょっと」という人には絶対のお勧めです。
もちろん、この猫の魅力は抜け毛の少なさだけではありません。付き合ってみれば、シャムに似たやきもちやきで甘えっ子の性格、ブルーの深い輝きを持つ目の色、優雅な振る舞いなど、この珍しい猫のよさを堪能できるはずです。