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火星

火星

基本データ

英名
Mars(マーズ)
分類
太陽系

説明

太陽系の第四番惑星(だいよんばんわくせい)。内側から数えて4番目の惑星という意味だ。
英語名のMars(マーズ)はローマ神話の軍神(ぐんしん)。ギリシャ神話ではアレス。
大きさは地球の約半分、重さは10分の1。薄い大気がある。

ほぼ2年2か月ごとに地球に接近する。ただし、火星の軌道(きどう)がいびつなだ円をしているため接近距離は毎回異なり、約15年の周期で変化している。最も接近する時期には地球との距離は5500万kmにまで近づく。表面に見える模様について、かつては火星人が作った運河や建造物ではないかといわれたこともあったが、現在、生物が存在しているという科学的な証拠はない。
大気は薄く地球の100分の1以下の密度。主成分は二酸化炭素(にさんかたんそ)である。惑星のなかで地球にもっとも近い環境をもつ星であるといえる。2つの衛星フォボスとダイモスをもっている。
火星にはアメリカなどの探査機(たんさき)が次々と送り込まれている。2008年にはフェニックスが水の氷を発見し、探査車キュリオシティなども、かつて火星に大量の水があったことを裏付ける観測データを送ってきている。
火星表面が赤いのは表面が酸化鉄(さんかてつ)におおわれているためである。両極(りょうきょく)には極冠(きょっかん)という白く輝く部分があって、火星の四季に対応して大きさが変化する。また、火星全面をおおうほどの砂嵐(すなあらし)が発生することもある。これを黄雲(こううん)という。このように火星の表面では地球と同じような気象現象が観測されている。

情報提供元: アストロアーツ(外部サイト)

  

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