(C)琵琶湖博物館
ゾウリムシ類は細長いぞうりの形をしている。繊毛虫(せんもうちゅう)類の細胞表面には繊毛とよばれる細かい毛が生えていて、それを動かして移動する。口の周りにはえさをとるための特殊な繊毛があり、それを使って水中の細菌などの細かい粒子をろ過して食べる。下水が流れこんでいる川や、有機物が豊富でヨシ原が発達するような淡水にすむ。ゾウリムシ類にはクロレラが共生していて緑色に見える種類もある。クロレラが光合成をしてつくった栄養をゾウリムシが利用し、ゾウリムシの排泄物(はいせつぶつ)がクロレラの栄養となる。写真はParamecium属の一種(しゅ)。
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