月は太陽の光を反射することで光っているので、見る角度によって形が変わって見えるよ。月の動きと形の変化について学ぼう。
月は地球のまわりを回っている天体だよ。
夜にまんまるに見えたり、半分になったり、かけらのようになったり、形を変えるのが大きな特徴なんだ。
月自体はいつもまんまるの形をしているんだ。
でも、太陽の光をどの角度から受けるかによって、私たちから見える光っている部分の形が変わって見えるんだよ。
新月
月がほとんど見えなくなるとき。地球から見ると、月の光っている面が背中側にあたるんだ。
上弦の月
半分が光っている月。夕方から夜にかけて、西の空で見えるよ。
満月
まんまるに見える月。太陽の光が当たる面が、地球からちょうど全部見える向きになるんだ。
下弦の月
これも半分が光っている月だけど、朝方の東の空で見えるんだ。
地球のまわりを約1か月(約27~29日)かけて回っているよ。だから、月の形が だいたい1か月かけて新月→満月→新月と変化していくよ。
地球は太陽のまわりを1年かけて回っているよ。地球・月・太陽の位置が変わることで、月がどこに見えるか・どんな形かが変わるんだ。
毎日同じ時間に月を見る
どの方角にどんな形で見えるかを、ノートに書きとめておこう。
カメラやスケッチで記録する
できれば 同じ角度で写真をとったり、スケッチをして残しておくと、形の変化がわかりやすいよ。
日付と曜日もいっしょに
「満月の2日後には、夜中の2時ごろに東の空に半分くらいの月が?」みたいに、時間がたつごとに形と場所の変化を比べられるんだ。
太陰暦との関係
旧暦では、月の満ち欠けを基準にして日付を決めていたんだ。
海の潮の満ち引き
月の引力が海に影響して、満潮や干潮が起こるんだ。
季節の行事
「お月見」など、昔から満月を楽しむ文化があるよ。
夜の空を見上げて、「きょうの月はどんな形? どこにあるかな?」と探してみると、月がぐるぐる動いている様子や、太陽との関係を実感できるよ。
動画で学ぼう!(NHK for School)
(外部サイト)
-
月の動きに興味・関心をもつとともに、月の出る時間が日によって違うことをとらえる。
-
満月と太陽の位置関係と、月の動きが太陽の動きが似ていることをとらえる。
-
月に興味・関心をもつとともに、形が違っても月はひとつであることをとらえる。
-
月の形の変化に興味・関心をもち、月を観察しようとする。
-
ふしぎがいっぱい (4年)
月は日によって形が変わって見え、1日のうちでも時刻によって位置が変わることに気づく。
-
理科4年 ふしぎ大調査
月の動きに興味を持ち、月の位置を時間と関係づけて考え、月はたえず動いていることに気づく。
読んでみよう!
-
月の満ち欠けは、新月から始まって、上弦、満月、下弦、そしてまた新月と、29.5日ごとにくり返されます。月の形の変化を見てみよう。
-
月食でも月の形が変わるけど、月の満ち欠けとは全くちがうしくみで変わるよ。どんなしくみか、見てみよう。
おすすめのサイト(外部サイト)
日付を入れれば、その日の月の形を見られるよ。今夜の月はどんな形かな?
毎夜、位置や形を変え、満ち欠けをくり返す月。月の満ち欠けのふしぎを探ってみよう!