せっかく仕事をするんだったら、ただお金のために仕方なく働くよりも、楽しく働きたい。それでお金がもらえたら、こんなに楽しいことはないよね。「エンターテイメント・メディア」にかかわる仕事は、「好き」の延長線上にある代表的な仕事かもしれない。でも、この世界で生きていくには、何か一つ秀でたものがないとすぐに落ちぶれてしまうから、努力と覚悟が必要だ。
「エンターテイメント・メディア」にかかわる仕事は、どんな仕事があるのだろう? ここでは、「映像」「美術」「音楽」「出版・情報」「芸能」「日本の伝統芸能」の仕事について紹介しているよ。では、さっそく見てみよう。
映像表現で人を楽しませたり、何かを伝えたりしたい人は、この分野の仕事がおすすめ。
映画・テレビの分野の仕事は、曜日や時間に関係なく仕事をすることが多く、体力的に大変だけど、完成したときの喜びも大きい。
ゲームの分野もやはり、人を楽しませることが好きな人に向いている。だけど、映画・テレビよりもエンターテイメント性が強く、競争が厳しい世界だから、つねに情報収集することを忘れてはいけない。
『テレビやラジオが好き』な人におすすめの職業紹介(外部サイト)
テレビディレクター、声優、リサーチャー、放送作家、など
『映画が好き』な人におすすめの職業紹介(外部サイト)
映画監督、制作担当、美術監督、記録、音響担当など
アーティストとして一流になれるのはほんのひとにぎりだけど、広告や出版業界で活やくするデザイナーやイラストレーターは多い。表現するのが好きな人には、おすすめの職種の一つだ。また、伝えたり教えたりするのが好きなら、評論家や美術教師などが向いているかもしれないね。
『絵やデザインが好き』な人におすすめの職業紹介(外部サイト)
漫画家、イラストレーター、アニメーター、キュレーターなど
美術同様、厳しい世界。子どもの頃からクラッシックの音楽に親しんでいる人なら、楽団に所属したり、音楽教師になったり、音楽教室で教えたりするのが一般的。一方、ミュージシャンにあこがれて、中学くらいから音楽を始めて、その道に進むケースもある。メジャーデビューするのは非常に狭き門だけど、武道館でライブをする自分を想像すると、それだけでもう鳥肌が立つよね。
『音楽が好き』な人におすすめの職業紹介(外部サイト)
楽器の先生、作曲家、編曲家、ピアノ調律師など
情報を発信することで、誰かが反応してくれるとうれしいよね。それを仕事として、より多くの人に情報を発信するのが、出版やインターネットなど情報メディアなんだ。多くの人に大事な情報を伝えるという使命感のある仕事である一方、一つの情報が多くの人の心を動かし、ムーブメントを起こす力がある分、責任感もないとつとまらない。
『文章が好き』な人におすすめの職業紹介(外部サイト)
作家、ゲームプランナー、新聞記者、編集者、校正者など
「タレントになりたくて」「役者にあこがれて」「有名になりたくて」「お金持ちになりたくて」など、きっかけは人によって様々だけど、芸能界を目指す人は、人前で表現するのが好きな人が多い。活やくの場は、タレントだと主にテレビ・ラジオ。役者だと、さらに舞台や映画などがあり、実力が認められればハリウッドデビューだって夢ではない。ただ、芸能人になればお金持ちになれるというわけではないので、何事もイメージだけで判断するのは禁物だよ。
『ステージが好き』な人におすすめの職業紹介(外部サイト)
舞台俳優、舞台演出家、舞台監督、舞台美術、舞台衣装、など
伝統芸能の世界は、基本的に世襲(せしゅう)制なので、一般の人が目指すのは非常に難しい。それでも目指したいのであれば、伝統芸能伝承者養成所に入所して、研修を受けることになるけれど、たとえその道に進んだとしても、大役を任されることはほとんどないので、よく考えてから判断した方がいいかもしれない。