1968年、アメリカに渡った日本土着のペアから生まれた、尻尾が5センチ程度と短い品種です。
日本の猫は、約1000年前、大切な仏教の教典をネズミから守るため、仏教伝来と共に中国から輸入されたのが始まりです。以後1000年近く、日本の中だけで血統維持されたものが、ジャパニーズボブテイルの原形です。三毛をはじめ毛色は実にいろいろです。毛は短めですが、とてもやわらかです。
尻尾の短い三毛猫は日本ではありふれた猫ですが、欧米では珍しいため、海外で、珍重されたのです。
誰にでも愛想がいい日本猫の性格や適応力の高さ、穏やかな性質などが、飼いやすさや扱いやすさにつながり、この品種の人気となったのでしょう。世界に誇る日本猫としての知名度は高いものの、日本では珍しさを感じないためか、今一つ人気は盛り上がっていないようです。