美術、美術監督、デザイナーなど、いろいろな呼び方があるが、同じ仕事である。美術監督の下には、美術助手、装飾(たとえばバーのロケセットに必要な酒のボトルを集めたりする仕事)、装飾助手、セットで撮影用の建物などを建てる大道具、小道具(映画の規模によっては助監督が兼ねることが多い)などの係がいる。美術監督は、監督と相談しながら、セットをデザインし、ロケ場所やロケセット(室内でのロケ)を、脚本や演出に即して装飾するためのアイデアを出す。美術監督になるためには、美術大学や映画の専門学校で学び、美術製作会社や映画・映像・CF制作プロダクションなどで助手から始めるのが一般的だが、フリーの美術監督に弟子入りする方法もある。美術監督のアイデアや用意したものは、ダイレクトに映画に映し出される。アメリカでは、美術監督や美術とはいわず、プロダクションデザイナーと呼び、時代考証から始まり、装飾、大道具、小道具、ファッションに至るまで、映画全体の美術プランを作る。
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情報提供元: 13歳のハローワーク 公式サイト (外部サイト)