星座早見盤の例
8月15日の日付けを、20時にあわせる。
星座早見盤は、星空の地図のようなものです。空の形を切り抜いた板と、星座のかかれた円盤でできています。
星座早見盤の円盤を回して、今日の日付けの目もりと、今の時間の目もりを合わせれば、星空にどんな星座がどの方角に出ているかがわかります。それを頭の上にかざして、本物の星空と見くらべると、星座をさがしやすくなります。
また、今の星空でなくても、別の日付けや時間の目もりを合わせれば、未来の星空もわかります。昼間、出かける前に、夜の星空を調べておくこともできます。
▽星座早見盤の使い方(例:「さそり座」のさがし方)
1 星座早見盤の円盤の日付と時刻を合わせる。
たとえば円盤の8月15日の日付けを、20時(午後8時)の目もりに合わせる。
2 星座早見盤でさそり座をさがす。
3 星座早見盤から、「さそり座」の見える方角を読みとる。
8月15日の20時に「さそり座」があるのは南の空の少し西寄り。
4 方位磁石で南の方角を調べて、目を向ける。
5 星座早見盤の南を下にして、本物の空とくらべながら、「さそり座」の星々を探す。
明るい赤い星が見つかったら、それはさそりの心臓の星、アンタレスです。
▽星座早見盤で見つからない星
星空でとても明るい星を見つけたのに、いくら星座早見盤と見くらべても、それらしい星がのっていないということがあります。その明るい星の正体は、たぶん惑星(わくせい)でしょう。
惑星のうち、金星、火星、木星、土星は、とても明るく光ります。ただし惑星というのは、毎日少しずつ動いていて、今月は「さそり座」で光っていても、来月には「いて座」にまで動いてしまうようなことがあります。惑星が星座早見盤にのっていないのは、場所が変わってしまうからです。
おなじような理由で、星座早見盤には月ものっていません。
情報提供元: アストロアーツ(外部サイト)