春のおとずれとともに、活動をはじめるモンシロチョウ。チョウが卵からかえり、幼虫から成虫になるまでのようすや、そのからだのつくりについて調べてみよう。
チョウは、たまご → よう虫 → さなぎ → 成虫 の順番ですがたを変えながら大きくなる生きものだよ。このように、体の形を 大きく変えて成長することを「変態」というんだ。
たまご
・はじめは小さなたまごの状態だよ。
・おかあさんチョウが葉っぱなどにたまごをうむんだ。
・たまごの中では、よう虫になるための体がつくられているよ。
よう虫
・たまごからかえったよう虫は、「キャベツを食べる青虫」のように、はっぱをもりもり食べて育つんだ。
・食べたはっぱからエネルギーをもらって、どんどん大きくなるよ。
・しばらく育つと、「脱皮」をくり返しながら体を大きくするんだ。
さなぎ
・ある程度大きくなったよう虫は、体の表面をかたくしてさなぎになるよ。
・さなぎの中で、よう虫の体がつぎの形に変化していくんだ。
・外からは あまり動いていないように見えるけど、中ではものすごく大きな変化がおこっているんだよ。
成虫
・さなぎのからがやぶれて、中からチョウの形になった体があらわれるよ。
・はじめは羽がしわしわだけど、空気をおくりこんで広げていくんだ。
・羽がしっかり開いてかわいたら、パタパタと飛びはじめるよ。
・やがて、オスとメスがであってたまごを産み、また 新しい命が始まっていくんだ。
・よう虫が何を食べるのかよく見てみよう。
・脱皮するとき、体の表面がおしり側からぬげるようすはおもしろいよ。
・さなぎの中は見られないけど、さなぎになる瞬間の姿はじっさいに見られるかも。
・成虫になって羽を広げるときの変化も注目してみよう。
チョウは、たまご → よう虫 → さなぎ → 成虫 の順番で、大きく形を変えながらそだつよ。
変態という特別な成長のしかたをとおして、青虫の姿だったのがきれいな羽をもつチョウへと生まれ変わるんだ。
身近な場所で見つけたときは、そっと観察してみてね。
動画で学ぼう!(NHK for School)
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