畑や野原など、身近なところでよく見かけるモンシロチョウ。知っているようで知らない、モンシロチョウのふしぎにせまってみよう。
モンシロチョウの翅は白くない?
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モンシロチョウの翅(はね)は白いのがあたりまえ。でも、モンシロチョウどうしでは、ちがう色に見えているようです。
モンシロチョウをはじめとした昆虫(こんちゅう)の多くは、私たちヒトには見えない紫外線(しがいせん)を見ることができ、ヒトの見ている色彩の世界とはちがう色彩(しきさい)の世界を見ていると考えられています。
紫外線の反射を反映する紫外線写真でモンシロチョウを見るとそのちがいがよくわかります。オスの翅は紫外線を吸収するので黒っぽく見え、メスの翅は紫外線を反射するので白く見えます。紫外線の見えないヒトの目にはオスもメスも似たような白いチョウに見えますが、紫外線の見えるモンシロチョウにはオスとメスのちがいがはっきりと見えているようです。
また、エサである花の蜜(みつ)を探す時にも紫外線は役に立っているようです。例えばタンポポです。私たちには黄色一色の花に見えますが、紫外線写真でタンポポを撮影(さつえい)すると、蜜がある花の中央部の色が変わって見えます。チョウはその色のちがいを見て蜜の場所を見つけているようです。
読んでみよう!
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日当たりのよい場所なら春から秋まで、どこででも見られるシロチョウ科の代表種だよ。きっず図鑑でくわしく内容を見てみよう。
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