「自然」にかかわる仕事をする人には、どんな人がいるのかな? ここでは、「獣医師」「農業」「インタープリター」「国立天文台技術者」「環境事業/NPOで働く」の方にききました。
「自然」にかかわる仕事で働く人にききました!
『仕事の内容・やりがい・きっかけ・みちのりは?』
■仕事の内容
ペットの病院で、犬や猫、小鳥やハムスターの診療(しんりょう)をするお仕事です。
■やりがい
言葉を話せない動物たちの発する兆候(ちょうこう)や飼い主さんとのやり取りの中から診断をし、治療した結果が動物たちを救い、飼い主さんからも感謝されることです。
■きっかけ みちのり
子どものころから生き物が好きで生物学に興味もありました。大学進学を考えはじめたころ生物学科より獣医学科の方が将来像が明確だと思い志望したのがきっかけです。
■仕事の内容
野菜を育て、販売するお仕事です。
■やりがい
小さい種から葉が生えて実になってゆく過程や、野菜の成長を見ているのがおもしろく、魅力的です。
野菜を届けることで人とつながることができ、自然のリスクや野菜の魅力をシェアし、豊かさを共有するということがやりがいでもあり楽しさでもあります。
■きっかけ みちのり
(今村さん)大学の教員として働いていましたが、結婚し子育てをする中で、時間に追われる生活を疑問に思い、家族との時間を大切にしたい、子どもに自分の作ったものを食べてもらいたいと思ったのがきっかけです。
(細渕さん)もともと動物や野菜が好きで、それらに関わる仕事がしたいと思ったのがきっかけです。
大学卒業後に、農家に研修に行き、本格的に仕事にしたいと思いました。
■仕事の内容
森に入り、木や動物たちの暮らしについて解説をしたり、森あそびをしたりする、自然案内の仕事です。
■やりがい
森を案内した人たちが、今までは気づかなかった自然の美しさやおもしろさや不思議さに気づくようになり、自然を守る人になっていってくれます。自然と共に生活し、社会のために役立っているという実感とお客様の喜ぶ顔を見られることがこの仕事の魅力です。
■きっかけ みちのり
小さい頃から動物が好きで、動物園に就職したいと考えていました。でも、檻に動物たちを閉じ込めておくのがかわいそうだと思うようになり、もっと野生の動物たちを守る仕事はないのかと考え、高校卒業後に専門学校に入学。夢を諦めきれずにウェイトレスをしながらチャンスを探していました。この頃には、動物だけでなく自然全体を守れるような仕事がしたいと考えるようになり、森の楽しさや美しさを伝える森の案内人の仕事に就きました。
■仕事の内容
望遠鏡を作るお仕事です。
■やりがい
新しい望遠鏡を作ることでこれまでわからなかった宇宙の謎がわかるようになる、それに少しでも貢献できるというのはうれしいことです。
■きっかけ みちのり
中学2年の時に天文部で一緒だった友達と宇宙電波観測所に見学に行きました。
その際に森本雅樹さんという方の大変面白い講演を聞き、自分も電波望遠鏡を作る人になりたいと思ったのがきっかけです。
■仕事の内容
使った天ぷら油を回収し、石けんやキャンドルにリサイクルしたり、地球温暖化対策として、朝顔やゴーヤなどつる性の植物を育て、グリーンカーテンを作ったり、生ゴミ堆肥(たいひ)を作るなど、エコやリサイクルに関連した資源の循環利用のお仕事です。
■やりがい
ボランティア活動をする人たちと接し、自然な思いやりと優しさに触れ、
自分は人の為にどのように役立てば良いかと、改めて考えさせられたことです。
■きっかけ みちのり
体調不良から食事を見直したきっかけから広がり、興味を持ちました。