カルボナーラやナポリタン、ラザニアなど、みんなが大好きなパスタ。本場イタリアでは、いろいろな種類のパスタが食べられているよ。その数、なんと600種類以上!?
パスタは、小麦粉を水と塩で練ったものです。日本の「ごはん」と同じように、イタリア料理の主食材のひとつです。
パスタには、小麦粉を練り上げてすぐに料理して食べる生パスタと、保存性(ほぞんせい)を高めるために練り上げた後に乾燥(かんそう)させる乾燥パスタがあります。乾燥パスタの原料はデュラム小麦のセモリナ粉という小麦が主に使われます。
パスタの特徴(とくちょう)のひとつにその種類の豊富(ほうふ)さがあります。長いもの、短いもの。太いもの、細いもの。穴があいていたり、ペン先のようにとがっていたり、平べったいもの、貝がらみたいな形をしていたりと色々です。今でも新しいパスタが生まれていて、その種類は600種類をこえるほどあると言われています。代表的なものを紹介しましょう。
◆スパゲティ:断面が円形の長細いパスタ。日本でもよく食べられている。
◆カッペリーニ:そうめんのように細いパスタ。冷たいパスタに使われることが多い。
◆リングイネ:断面(だんめん)がだ円形をしているパスタ。
◆マカロニ:円筒(えんとう)の短いパスタ。サラダなどにも使われている。
◆ペンネ:円筒の短いパスタですが、先っぽがななめカットされているのが特徴。
◆コンキリエ:貝がらの形をしたパスタ。
◆ファルファーレ:ちょうネクタイのような形をしたパスタ。
◆ラビオリ:平べったい二枚のパスタの間に具がはさまったパスタ。
◆ラザニア:平べったく大きいパスタ。フチが波打っているのが特徴。
さてパスタをゆでるとき、たっぷりのお湯でゆでましょうと言われることがありますが、最近はお湯の量はあまり関係がないという研究もあります。お湯の量がすくなければ、その分、お湯をわかすエネルギーも、すてるお湯も少なくてすみますね。