流行のパンケーキ。ホットケーキみたいに、おうちで手軽に作れるものもあるけれど、最近は、いろんなトッピングがのった豪華(ごうか)なものもよく見かけるようになったよね。カンタンな作り方を紹介するよ。
小麦粉に卵、牛乳、砂糖、ベーキングパウダーをまぜてフライパンで焼いたのがパンケーキです。ホットケーキとも呼びますが、呼び方は地域によってことなっています。材料や作り方にきちんとした決まり事があるわけではなく、いろいろな種類のパンケーキがあります。小麦粉ではなくとうもろこしの粉を使ったり、チーズを加えたり。トッピングもたっぷりのホイップクリームやはちみつをたらしたり、フルーツをのせたり、カリカリに焼いたベーコンをそえたりといろいろです。
さてパンケーキの特徴に、ふんわりとした食感があります。このふわふわの食感を作っている材料がベーキングパウダー(重曹)です。ベーキングパウダーは熱を加えると化学反応によって炭酸ガスが生まれます。この炭酸ガスは炭酸飲料を飲んだときのシュワーッとしたガスと同じものです。パンケーキの生地のなかにベーキングパウダーがあると、焼くときに炭酸ガスが生まれて、生地が膨らんでフワフワにしあがるのです。
また、きれいなキツネ色もパンケーキの特徴のひとつです。ホットケーキがキツネ色になるのは、「メイラード反応」という化学反応によるものです。砂糖とたんぱく質が結合して褐色物質メラノイジンができるためキツネ色になります。もしも砂糖を入れないと、パンケーキはキツネ色にならず白くし上がります。
「ホットケーキミックス」や「パンケーキミックス」等という名前で販売されている粉は、製粉メーカーや製菓メーカーが、あらかじめ小麦粉とベーキングパウダーと砂糖などを混ぜてある商品です。卵と水や牛乳をまぜるだけで、かんたんに生地ができるようになっています。
みんなはどんなパンケーキが好きかな?