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シオカラトンボ 動物
平地の池などに普通に見られるトンボ。成熟したオスは体から塩を吹いたような体色になるのが名前の由来だ。メスはムギワラトンボともよばれ、一生黄色である。オスも羽化直後はメスのような色をしている。明るい場所を好み、産卵のときはメスが産卵しているあいだ、オスは空中でメスを守る。よく似たものにオオシオカラトンボ、シオヤトンボがある。
12.
オツネントンボ 動物
オツネンとは越年の意味だ。秋や早春に雑木林でイトトンボに出会ってびっくりすることがあるが、これがオツネントンボである。きゃしゃなトンボなのに、その生命力は強く、10カ月近く生き、成虫で越冬する。8月頃池で羽化した成虫は林に移動して冬をこし、春に産卵する。ホソミオツネントンボも同じような生活をする。
13.
セスジイトトンボ 動物
各地に普通に見られる美しいイトトンボ。オスとメスが連結したまま産卵する。産卵時はメスは潜水し、体をほとんど水中にいれてしまうことが多い。
14.
キイトトンボ 動物
がっちりした体格のイトトンボで、腹部が美しい黄色なので、よく目立ち、たやすく見分けられる。平地の水草の多い池や沼、休耕田(きゅうこうでん)などに産し、南の地域では年2回発生し、5月から9月頃まで普通に見られる。
15.
ノシメトンボ 動物
あらゆる場所に見られる大型のアカトンボで、羽の先端がかっ色、腹部は成熟すると黒っぽい赤になるのが特徴。成虫は長距離移動することも多く、標高の高い高原などにも多い。初夏に羽化するものが多いが、10月頃に羽化することもある。メスは水田の上などの植物のあいだで連結打空産卵(れんけつだくうさんらん)を行なう。
16.
アオモンイトトンボ 動物
関東平野以西の平地の代表的なイトトンボの一つ。暖かい地方の平地の池や沼で普通に見られる。小さな水たまりにもいる。東京の都心の堀などでも発生している。成虫は水辺を離れて草地などにもいる。写真は東京都新宿区で撮影。
17.
ベッコウトンボ 動物
海岸に近い池や沼に発生するが、生息地はきわめてかぎられている。幼虫で越冬し、アシなどの多い池にのみ生息している。冬に水を落とす水田では発生できないので、開発とともに生息地がせばめられ、絶滅が心配される。環境省のレッドリストの絶滅危惧ⅠA類に指定されている。静岡県の桶ヶ谷沼は発生地として有名だ。ヨツボシトンボとよく似ている。
18.
ヘビトンボ 動物
幼虫は川にすみ、孫太郎虫とよばれ薬として食用にされることがある。成虫は大型で羽を広げると10センチメートルをこえる。ウスバカゲロウなどと同じ脈翅目の昆虫。灯火に飛来したり、クヌギの樹液にきたりするのを見かける。するどい大あごをもっていて、不用意につかむと痛い目にあうので注意が必要だ。
19.
カワゲラ 動物
幼虫は渓流にすんでいて、石の上などを歩き回って、植物質を食べる。幼虫はザザムシとよばれ、食用にする地域もある。種(しゅ)によって好む水質が異なるので、川の汚染度をはかる指標として使われることもある。成虫は谷川の近くに多い。トンボと同じようにさなぎの期間をもたずに、不完全変態で成長する。
20.
ツバメチドリ 動物
旅鳥だが九州と本州で繁殖した記録がある。くちばしと足が短く、長い翼や、尾がツバメに似ていることから名づけられた。飛びながら空中でトンボ、アブなどの昆虫をとらえるえさのとり方も、ツバメに似ている。飛び方もツバメに似てスピードがあるが、羽ばたきとグライディングをくりかえすのが特徴である。環境省のレッドリストの絶滅危惧Ⅱ類に指定されている。