土佐(現在の高知県)で、流金から発生したとも、「大阪ランチュウ」と流金の交雑種ともいわれる品種で、江戸時代から飼育されてきた由緒正しい金魚の女王です。愛好家の間では「土佐錦魚」とも呼ばれ、1969年に高知県の天然記念物に指定されています。
流金のような体型に、ふつう、三つ尾や桜尾が美しく大きく広がりながら反転している独特の尾が特徴。色は赤、白、更紗が一般的ですが、やや赤みのある鉄色をしているものも見られます。
入手・飼育ともに難しく、一般家庭でふつうに飼育する金魚としては不向きです。孵化したときからその年の間は、丸鉢での飼育で、イトメ(イトミミズ)を与え、細長い顔にします。