1700年代後期に、中国から当時の琉球(現在の沖縄県)を経由して日本に渡ってきたため「流金」の名があります。別名に「オナガ」や「ナガサキ」の名があることなどから、日本で生産されたのは、琉球ではなく、当時の薩摩(現在の鹿児島県)ではないかと考えられています。
和金の変異種として誕生し、その後改良を加えられながら固定された代表的な品種です。美しくたなびく尾びれと、体高のある丸みを帯びた体が特徴です。腹部は左右に均等に大きく張り出したものが良いとされています。
体色はさまざまで、更紗をはじめキャリコ、白、アルビノ、赤のない藍キャリコなどがあります。尾びれもバリエーションが多く、三つ尾、四つ尾、桜尾があります。フナ尾も出ますが、好ましくないとされています。