太陽系の第一番惑星(だいいちばんわくせい)。内側から数えて1番目の惑星という意味だ。
英語名のMercury(マーキュリー)は、ローマ神話における神々の使者で、商業の守護神(しゅごしん)でもある。ギリシア神話ではヘルメスに相当する。
大きさは地球の5分の2くらい、重さは20分の1である。
水星は58.65日(地球の1日が基準)に1回の周期で自転しながら、太陽の周りを87.97日かけて公転しており、水星の1日(日の出から次の日の出までの時間)は187日もかかる。このため、昼の部分は長期間熱せられて430℃の灼熱地獄(しゃくねつじごく)となり、夜の部分は長期間太陽が当たらないため、-170℃の極寒(ごっかん)の世界となっている。
水星には大気はほとんどなく、衛星(えいせい)もない。1973年のマリナー10号(アメリカの探査機)の観測で、水星の表面に月のようなクレーターがあることがわかった。
情報提供元: アストロアーツ(外部サイト)