1日のうちに、気温はどのように変化するのか、温度計を使って調べてみよう。その日の天気によっても、気温の変わり方はちがうのかな?
晴れやくもり、雨や雪など、いろいろなお天気があるよね。
実は、天気といっしょに気温がどう変わるかを観察すると、どんな天気のときに気温が上がりやすいか、下がりやすいかなどがわかるんだ。
太陽の光
晴れているときは、太陽の光がたっぷり届くから、地面や空気があたたまりやすいよ。くもりの日は、くもが太陽の光をさえぎるので、気温はあまり上がらないんだ。
風の流れ
風がつよいと、あたたまった空気がはやく動いてしまい、地面近くの空気があまりあたたまらないこともあるよ。逆に暑い地方からあたたかい風がふいてくると、気温が上がることもあるんだ。
時間の経過
朝はまだ気温が低く、太陽が高くのぼるにつれて たたまっていく。夕方になると、太陽がしずみはじめて 気温がだんだん下がるよ。
晴れの日
日中は 太陽の光で空気や地面がしっかりあたたまり、気温が上がりやすい。
ただし、夜になると 放射冷却といって、あたたまった空気が宇宙へ逃げてしまい、朝ぐらいに気温がグッとさがることがあるんだ。
くもりの日
くもが光をさえぎるから、晴れの日ほど気温は上がらないよ。
夜はくもがあるぶん、地面からの熱が外へ逃げにくくなるので、あまり下がらないこともあるんだ。
雨の日
雨のしずくが地面の熱をうばったり、空気をひんやりさせるため、気温が下がりやすいよ。日中もあまり上がらないことが多いんだ。
雪の日
気温が0℃より低いと、雨ではなく雪としてふることがあるんだ。地面や空気中がとても冷えている証拠でもあるよ。
温度計で気温をはかる
同じ場所・同じ時間に、晴れの日と雨の日の気温をくらべてみよう。
天気と気温の変化をグラフにしてみる
朝・昼・夕方など、決まった時間ごとに記録すると、気温の上がり下がりが見えてくるよ。
くも・風・雨などもメモする
「くもっているときはあまり気温が上がらないな」「風がつよい日は体感温度も低く感じるな」など、発見があるかも。
・天気が晴れか、くもりか、雨かで、気温の上がりやすさや下がりやすさはちがう。
・朝から夕方までのあいだでも、太陽の高さや風の流れで気温は変化するんだ。
・自分で温度計を使い、天気や気温を毎日観察すると、季節や天気ごとの特徴に気づきやすいよ。
天気と気温をくらべながら観察してみると、「きょうは雨だから お昼でもそんなに暑くならないかも」「夜晴れているから、あしたの朝は冷えそう!」など、自分なりに予想するのも楽しいね。
動画で学ぼう!(NHK for School)
(外部サイト)
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